柊舎《目指せ、1日1冊!》
★★★★★
●7月新刊●
ミショー「十字軍の歴史」のドレの挿絵に地図と解説をつけた本。
◆「ローマ人」の次は「十字軍」なんですね。
見開きで、左ページにドレの挿絵、右ページにその絵のエピソードの簡単な説明と場所をしめした地図が載っています。
はっきり言ってこの本のメインはドレの絵です。ある意味画集といってもいいんじゃないカナ。
美しい絵を眺めつつ「十字軍」のその歴史を辿ることができます。
9月から刊行予定の『十字軍物語』の序曲としてこの本は刊行されたそうですが、物語の導入としては素晴らしいです。
なにしろ絵は美しいのでそれを見てるだけでも満足できますから、日本人には馴染みの薄い「十字軍」に興味をひくことでしょう。
この本に続く3部作が非常に楽しみです。