人が人を思いやることの難しさ。
★★★★★
WOWOWのドラマを見て、購入。
ドラマも良作ではあったが、いまひとつ話が『兄帰る』というタイトルと結びついていないように感じた。原作である本作品を読んで納得。思いやり、愛情、同情が、時には人の心をえぐる凶器になるということに慄然とした。
すばらしい作品です
★★★★★
人のつながりや心理を漫画に描きだした良作です。突然失踪し亡くなった男を元婚約者と妹が足跡を追います。妹に見せる顔、婚約者に見せた顔、そのどちらとも違い、男には男の人生があった。どんな風に想い何を考えていたのか、それは本人にしか解からないものなのかも。皆が幸せになれたらいいのに、そんな簡単な事ではないけど願ってしまいました。
待望の新刊
★★★★☆
本書は、ビッグコミック平成十七年第十一号(六月十日号)から平成十八年第三号(二月十日号)までに九回にわたって連載された作品を単行本化したものである。
突然失踪してしまった功一が亡くなったと知らせが届き、残された婚約者、家族の心に波紋が。それぞれの想いを抱きつつ、愛する者の足跡をたどる旅が始まる。ロードムービならぬ、ロードマンガ。
あとがきは著者自身が書いている。良作。