それぞれの回答は面白いんやけど、実質解決にはなっていないところが……良い……かも。アマチュアの作品も入っているので、読みやすいところと読みにくいところがあって、質としてはどうかと思うけど、この試み自体は好きやね。自分でも必死に謎について考えてしまったもん。とは言え、「若竹さんが好きでそういう手段で会いに来てた」としか考えつかなくて、冒頭の問題文の中でこの可能性が否定されてて、「うーん、ウチは推理のセンスないわ」と思ってしまいました。
小説としては北村薫さんの『ニッポン硬貨の謎』を読んでいただいた方が良いのですが、この競作集はこれはこれで味があって、良いんじゃないでしょうか。
なぜ毎週同じ店で50円玉を千円札に両替えするのか、その50円玉はなぜ毎週彼の手元にたまるのか(おつりでもらう50円玉は必ず1枚だからです)、という謎に対して、自分ならどういう解答を作るだろう。ミステリーが好きな人、そんなことを考えながら読むのも楽しいと思います。
それぞれの回答は面白いんやけど、実質解決にはなっていないところが……良い……かも。アマチュアの作品も入っているので、読みやすいところと読みにくいところがあって、質としてはどうかと思うけど、この試み自体は好きやね。自分でも必死に謎について考えてしまったもん。とは言え、「若竹さんが好きでそういう手段で会いに来てた」としか考えつかなくて、冒頭の問題文の中でこの可能性が否定されてて、「うーん、ウチは推理のセンスないわ」と思ってしまいました。
小説としては北村薫さんの『ニッポン硬貨の謎』を読んでいただいた方が良いのですが、この競作集はこれはこれで味があって、良いんじゃないでしょうか。
なぜ毎週同じ店で50円玉を千円札に両替えするのか、その50円玉はなぜ毎週彼の手元にたまるのか(おつりでもらう50円玉は必ず1枚だからです)、という謎に対して、自分ならどういう解答を作るだろう。ミステリーが好きな人、そんなことを考えながら読むのも楽しいと思います。