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フェッセンデンの宇宙 (全集・シリーズ奇想コレクション)

価格: ¥1,995
カテゴリ: 単行本
ブランド: 河出書房新社
Amazon.co.jpで確認
表題作は何を措いてもお勧め ★★★★★
 自分たちの宇宙の外に,何者か(=神)がいて,人間たちには理解できない理由から種々の災い等をもたらす・・・山本弘が「神は沈黙せず」で用いた基本テーマ。「フェッセンデンの宇宙」の初出は1937年であるが,そうした古さを全く感じさせない傑作である。
 火星探検に向かった主人公の,火星での陰鬱な体験を裏面から描いた「向こうはどんなところだい?」もよかった。
スペオペ大家の深淵 ★★★★☆
 ハミルトンといえばキャプテンフューチャーしか知らなかった。だが、こんな沈鬱なムードの短編を書いていたなんて。「むこうはどんな具合だい?」は、まるでイラク戦争帰りの兵士のようだ。
 「フェッセンデンの宇宙」は、日本のSF作家にも強い印象を残したらしい。細かな科学技術的精度は弱いが、強烈な奇想による傑作短編である。まさしく「奇想コレクション」の本シリーズにふさわしい。
古き良き時代の魅力ある作品群 ★★★★☆
実は、映画化された「神様のパズル」の原作(機本伸司著)を最近読んだのですが、その中でこの短編集の表題にもなっている「フェッセンデンの宇宙」が出てきたのです。「神様のパズル」の中で“宇宙を作ることができるか?”というテーマが扱われ(もちろんフィクションですが)、その話のネタとして使われていました。さらに解説の中でもエドモンド・ハミルトンに関する記述があり、懐かしくなってAmazonで検索し購入したのです。

ハミルトンは高校時代、つまりもう30年以上も前に「銀河大戦-星間パトロール」を読み、その中で表現されている宇宙の壮大さに感動して、氏の「キャプテン・フューチャー」「スターウルフ」の各シリーズにハマっていったのです。

ほんと久々に氏の作品に触れることができ、とても感慨深いです。そして、あらためて古き良き時代の小説(純粋なSFだけでなく)の素晴らしさを再認識しました。テーマは全体的に暗めですが、ゆったりと読みたい短編集だと思います。
ハミルトンの多様な魅力を一冊に ★★★★★
本書を読むまでは、「ハミルトン=キャプテン・フューチャー」だった自分の料簡の狭さを感じさせられる。
編訳の中村融さんの見る目は非常に確かで、実に良質の、そして様々なタイプの作品が一冊にまとめられていて本書だけでも楽しめる。そして、本書を出発点にハミルトンの様々な作品を読んでみようという気持ちにもさせられる。
奇想コレクションの既刊の中では「ふたりジャネット」と共にベストだと思う。
やっぱりハミルトン ★★★★★
キャプテンフューチャーやスターウルフの洗礼を受けた者としてはこの短篇集は新鮮な喜び。ハミルトンは最近再評価の気運が高まりつつある。是非未訳の作品群を出版してもらいたいし、『虚空の遺産』や『星間パトロール』の再版もお願いしたい。