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旅暮らし (集英社文庫)

価格: ¥540
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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地域コミュニティ ★★★☆☆
エッセイ集。筆者は東京下町でコミュニティー誌を発刊。国内外の地域活動で各地のNGOと連携を取る。失われゆく歴史的建造物や景観を守ろうという活動に力を入れる。題材は多岐に及び日常生活から森鴎外をはじめとする文士への賞賛。沖縄に対する想いも強い。江戸っ子らしい切り口のいい文体で違和感なく読み終えたが、全体を通しての印象は薄い。
力まない、社会派(風)エッセイという感じでしょうか ★★★★☆
携帯電話やインターネットの普及状況に関する文章から推定して1990年代半ばから、2001年の同時多発テロ発生後しばらくまでの5〜6年間に書かれたエッセイのようです。
タイトルどおり、たしかに旅先を題材にしたものが多いかなという印象ですが、家族のこと、谷根千界隈の出来事もちゃんと入っています。
出来事に関しては10年ひと昔の感がありますが、出来事に対する考察は少しも古臭さを感じさせず、今もその課題は解決されていないことに驚きます。
森まゆみさんのおっとりとみえて相当鋭い語りが好きなので、本作もたいへん面白かったです。
2002年みすず書房刊行の「にんげんは夢を盛るうつわ」の改題文庫化だそうですので、ファンの方は重複にご注意下さい。

蛇足ですが、安野光雅さんのあとがきがどうも私は好きになれなくて読後感をすこし殺がれました。絵は好きなのですけれども。