大好きなイヴァン・リンスの74年作4枚目
★★★★★
ブラジルには、ジョビンを筆頭に、フランシス・ハイミなどなど、米英圏にはない優れたメロディ・メーカーが多いが、イヴァン・リンスはその筆頭株だ。彼の作る、繊細でマイナーな感じの曲調が、とくに好きだ。
本作は、通産4枚目で、RCAに移籍してからのファースト。すばらしい旋律の宝庫だ。
ジャケットのセンスもいい。
オルガンのヴァギネル・チゾという人は、ウエイン・ショーターの「ネイティヴ・ダンサー」にも参加していた人。アレンジ/コンダクト/ギターのアルトゥール・ヴェロカイは、最近、「アンコール」という悶絶もののサード・アルバムを出し、日本でも国内版が販売されている(VIA-0064)。
個人的ベストは「Abre Alas」「Chega」。