なにかの影を感じるけど、面白い
★★★★☆
BLっぽさを抜きにしても、ストーリーそのものが面白いです。
色っぽいのにすっきりして見やすい絵柄と描線、くどすぎない程度の「お約束」やちりばめられた伏線などが魅力的。
豪快なアクションシーンや舞台設定など、ハリウッド映画のような漫画です。
ただ、HELLSINGの影響を指摘されたレビューもありますが、主人公の性嗜好やファッションの雰囲気、
2巻から姿を見せはじめる「バリー」が映画版のルシファーを彷彿とさせるなど(「バリー」という名前も…)
個人的にはアメコミ&映画の「ヘルブレイザー(映画版ではコンスタンティン)」のテイストを感じます。
もっとも普通に読んでいればほとんど気になることではありません。
黒乃氏が上記作品を好きだと公言していたことを予備知識として持っているか否かだと思います。
(本当に好きなものを詰め込んでいるのだな、と感じて、この点に関しては好印象です)
ともあれ、二巻に入ってますます黒乃氏の趣味が冴え渡ってきたように思います。
黒人刑事とチャーリーの会話シーンなど、地味な部分ですが随所の映画的演出がすばらしい。
今後の展開が楽しみな漫画です。今度は最後まで描ききってほしいと思います。
BLじゃないですよ!
★★★★☆
私はいわゆる「吸血鬼モノ」ファンです。
吸血鬼モノのお約束設定に「吸血=食事&性行為」というものがありまして、普通の人間のように肉体で交わる訳ではないのです。
つまり、不老不死の吸血鬼にとっては愛情や絆があれば、パートナーが異性でも同性でも良い。
その関係も、恋人、友人、親子、兄弟など様々です。
なので、この作品は同性愛モノ・BLとは言えないと思います。
確かに一部BL「っぽい」雰囲気はありますので、BLファンの方は妄想して楽しむのも良いでしょう。
しかし、吸血鬼(男)&隷属(男)という男性2人が登場するというだけでBL扱いするのは残念です。
ちなみに、吸血鬼(女)&隷属(女)という女性2人も登場しますが、GLでもありません。
ぜひ吸血鬼モノの一つの作品として読んでみて下さい。
ちょっと趣味に走りすぎでは
★★★☆☆
えー、一巻がとても面白かったので期待していた二巻無事発行おめでとうございます。
しかし、もうこれは普通の月刊雑誌でやるにはキツイくらいのBL要素と作者様の趣味を丸出しにされた一冊となっています。
描きたい内容が繋ぎの二巻・・ともいえますが、今回はBL要素が強く、BL大丈夫な私でも軸になっている設定を殺しているようなシーン達にすこーし退きました。
読みきりものっていたのですが、こちらも趣味が丸出し。
そして気になるのは読みきりを載せなきゃ二巻が出せなかった?と不安に思わせる黒乃先生要素ですな・・。
続きを読ませて〜
★★★★★
ああ...続きが気になる!!リアルタイムでこの本に出会った事を今更ながら後悔しています。出来ることなら一気読みしたかった...
今回は、ちょい出ですが新キャラ(美形ロン毛)も出てきて更に気になる展開。マスターとの関係が特に気になるところ。
濃ゆい。
★★★★★
とても面白かったんですが、
かなり濃ゆいです。
色んな意味で、1巻より遙かに深いです。
マスターとチェリーが、らぶらぶ。
チェリーがかなり恋する乙女になってます。
これはもう何マンガ??
表紙は今回も真っ黒。
そして、もちろん帯の下には…。うきゃぁって感じですね。
相変わらず心臓に悪い。
あの、帯とる瞬間のドキドキといったら…。
今巻では謎が少し解けますが、また新たな謎が生まれます。
結果的に謎だらけ。
あれは一体誰なんでしょう。
警部(でしたよね??)が再登場。かなり良い味出してます。
早く続きが読みたいのに、
また1年待たなきゃいけないのかぁ…。
今回は、読み切りマンガも入っています。
こちらは、面白いっちゃぁ面白い…。