ひとまずの終着
★★★★★
シェン、マッキー、そして地球人の3人は時間鉱山からの
脱出ミッションを進める。そのなかで自殺組二人のいきさつが明かされ、
彼らはそのトラウマと対峙し、乗り越えようとする。
そしてついに明かされる"血塗れローズ"の目的。
それは惑星テーラが進めていた計画への反逆と復讐、そして母として
息子であるシェンの居場所を守ろうとする意志によるものだった。
生き延びるもの、去りゆくもの、それぞれの答えとともに時間鉱山編は
ひとまずの終演を迎える。
といった感じでドリームバスター七巻は終局を迎えます。
これで完結とか打ち切りじゃないのかとか考えましたが、原作も
時間鉱山編が最後になっているようですので、これは妥当であったということなんでしょう。
シェンがローズより目的を聞かされたときそれでも母親か、と問う場面がありましたが
母親だからこそ、息子の居場所を守るために際限ない殺戮を演じたのでないかと思います。
ドリームバスターたち、そしてシェンと理恵子とのこれからの時間を空想させながら
ひとまずの終着を見せる巻だったと思いました。
中平先生は次は何描くんだろうなあ…