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冷たい密室と博士たち (講談社文庫)

価格: ¥680
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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なんだか退屈だった ★★★☆☆
シリーズ第二弾。
前作同様、理系ミステリー。
しかも今回は、研究室が舞台。
前作は理系チックでもそこそこ一般向けだったが、今回は思いっきり理系。
これは果たして一般に受け入れられるのだろうか。
面白い部分もあるものの、なんだかクドすぎて引っかかる部分もあった。
そして、なんだか退屈だった。
登場人物や設定を覚える気になれずに、流し読みしてしまった。
わざわざ殺人事件を起こす必要があったのかなー
ウンチク満載の日常系でもよかった気がする。

巻末の解説は面白かった。「変数化」か。
もう何冊か読んでみようと思う。
明かされることのない謎の軸 ★★☆☆☆
同僚の誘いで低温度実験室を訪ねた主人公。その夜、衆人環境であり密室状態の実験室にて事件は生じる…。明かされることのない謎を軸として秩序化された世界が繰り広げられています。


「だいたい、役に立たないものの方が楽しいじゃないか。音楽だって、芸術だって、何の役にも立たない。数学が一番人間的で純粋な学問である証拠です。人間だけが役に立たないことを考えるんですからね」
論理的な推理小説 ★★★★★
トリックに関しての仮説の設定から、
その仮説に対する矛盾点の指摘など、
仮説の細部に至るまで論理が適用されていて、
物語全体が非常に細密な論理で構築されている。

緻密な構成でありながら、
わかりやすさと腑に落ちる感覚を与えてくれる内容であり、
推理小説としてレベルが高く、確かな読み応えがある。

また、よくありがちな推理小説のように、
ちょっとした思いつきで、パッとトリックが解明されるような浅はかさがなく、
思考に思考を重ねて、理によって推し量るという推理の味わい深さが感じられる。

ただし「すべてがFになる」と比較してしまうと、
どうしてもこの小説は見劣りしてしまう。
あの作品はあまりにも秀逸過ぎた。
そういった先入観を排せば、
この作品はまさに推理小説の王道と評して差し支えないだろう。
全てが秒殺レベルの簡単さ。でも多分この作者の最高傑作。この程度しか書けないの? ★☆☆☆☆
 犯人、トリック全てあっという間に分かってしまう簡単さ。でも多分この作者の最高傑作。つまり、この程度の物しか書けない、そう言うことだろう。
 はっきり言って、この作者、これで人が欺せると思っているのだろうか?だとしたら相当脳天気としか言い様がない。
 この作者の処女作3作を読んで見て、この作者から欺されること等一生有り得ない事が分かった。
 何処で犯人が分かったって平面図を見た瞬間(笑)。アレ見たら誰でも犯人は一発で分かると思うが?トリックもその時考えたまま(余りにも何もかもズバリと当たっていたんで頭を抱えた)だし……。勿論殺人が発覚した時点で全て完璧に分かってしまった(別に自慢している訳じゃない。自分のようなボンクラに簡単に分かるようじゃ問題だ、と言っている)。
 だから結局読んでいて知りたかったのは、研究棟の窓が開くのか?ってこと。それさえ分かれば謎なんて無いのも同然。
 なのに怖ろしいことに、その記述はない……(あんまり退屈なんで途中飛ばし読みしている可能性はあるが……)。この作者は論理的思考というのをどう考えているのだろう?もしかして窓は開く物と勝手に思っているのか?工学博士のくせに?嵌殺しの窓など思考外なのか?研究棟などでは充分ありえると思うのだが?
 揚げ句の果て、終盤に差し掛かった頃に、低脳の萌絵がトイレの窓から出るのなんの戯言を言い出すし……。つまりトイレの窓が開くから他の窓だって開くとそう言いたいの?
 こんな底の浅いトリックを使っているくせ、読者を誤った方向へ必死に誘導するしか能がないの?大体大抵の読者から低脳と思われている萌絵なんぞが何を言ったって、賢明な読者が惑わされるわけないでしょう?嘲われるのがオチだと思うが……。
 推理小説はパズルだ、という作者の主張は分かる(ただし、そんなこと言っている奴でまともな謎を提供してくれた者にお目に掛かったことがない)。動機糞喰らえ主義もその一環なのだろう。でもそれはある程度知能が高く、高度に難しい良質なパズルを提供できて初めて言えること。1+1は……クラスの低レベルの問題をパズルなどと言われても、ちゃんちゃらおかしい。
 この作者の知能で、人を欺そうとするなら、1年ぐらいの熟考に熟考を重ねてできること。
 適当に作って欺されてくれるほど、日本人の知能レベルは低くない。
 自分は、推理小説を読み終わったら必ず読み返すのが礼儀だと思っている。が、こんな書き殴り書きを読み返す気にはまるでならない。
事件現場に懐かしいものを感じる ★★★★☆
 犀川や西之園が在籍する大学にある極地研の低温実験室で、大学院生二名の刺殺体が発見される。それも衆人環視の密室状態で。偶然見学に来ていた二人は、必然的に事件に関係することとなるが…
 事件現場がかなり特殊だという以外は、普通の(殺人事件が普通と言うのも奇妙だが)ミステリーだと思う。論理的に組み立てられた密室なのに、殺人を引き起こす動機は、非論理的な感情だという矛盾。ある意味、前作の動機とは対称の位置にある動機で事件が引き起こされていると言えるだろう。