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人間の証明〈PART2〉狙撃者の挽歌(下) (ハルキ文庫)
価格: ¥679
カテゴリ:
文庫
ブランド:
角川春樹事務所
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痛快な展開であるが
★★★★☆
登場人物の主役と、それを取り巻く脇役たちの、不殺の信条が最後まで貫き通されているのが良かった。題材上、単純に人の死が多くなるのではないかという不満もあったが、それは杞憂であった。先ほど読み終えたばかりだが、おかげで徹夜になってしまった。徹夜など久しぶりの事だが、読後の満足感でいっぱいだ。あとがきにあるとおり、勧善懲悪を地でいく展開だが、単純なものではなく考えさせられる部分も多々ある。そこが面白さに繋がるのだろうが、棟居刑事が登場しないのは、いい意味で期待はずれとなった。作中では触れられないが、下巻の顛末を棟居刑事が知ったら、どんな想いを抱くだろうと思った。
「歳をとる」ということ
★★★★☆
5年前に面白そうだなあと思いながら、そのままに過ごしてきました。
現在発売中の「人間の条件」を書店で見て思い出し早速購入。
上・下巻とおして1日で読めました。年老いた主人公、山瀬を見ていると
肉体は年をとり変化するのが当たり前だが心の年齢は年月とは無関係、
生きることは信念と己の魂を持ち続けることなのだと痛感する。
後味すっきりの本作。面白かった。
狼は生涯羊にはなれないのか
★★★☆☆
いよいよ老年ヤクザ集団が、日本ヤクザ会を巻き込む最大の戦いに臨む。策略と裏切りが交錯するヤクザ社会を生き抜いた山瀬が見せる最後の「人間の証明」とは。