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仏教・キリスト教 死に方・生き方 (講談社+α新書)

価格: ¥880
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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素敵 ★★★★★
仏教とキリスト教という違う宗教を信仰する方の対談だったが、最後までおもしろく読むことが出来た。こういった異宗教ながら相手を受け入れる気持ちがあるため、この対談は成功したのだろう。世界で起こる宗教を巡る争いなんかが、余計に寂しく思えた。博識あるお二人の対談のおかげで、二つの宗教にも興味を持ったし、色んなお話が読めて良かった。
泣いてしまいました ★★★★★
眠れない夜、自分の鼓動を聞いていると自分にはどんな死が訪れるのだろうと恐ろしくなり、
よけいに寝付かれないことがあった。
お二人の対談の中の、いまわの際の現世と死を結ぶ心の交流についてのお話。
読んでいて思わず涙が出た。対談の言葉のひとつひとつに言霊があるように思えた。
生きていて大丈夫、と思った。
人生に折り返し地点はない、この一瞬一瞬が最高地点なのだから。
言葉を懐に抱くことによって、心の安寧が得られるようです。
神と仏の宿る人々 ★★★★☆
気軽な対談、でありながら、ためになるお説教を、横から拝聴していてる感じの読書感覚であった。死に行く人々との係わり方や、お互いの「臨死体験」についての話題は、事の実情からして本当はしゃべりづらいはずなのに、けっこう素直に読めたのが、ちょっと不思議な気分だった。違和感が少ない。お二人のお話に、深い実感がこもっているからだろうか。
が、やはりおもしろいのは、あくまでも、ひとりの仏教者とキリスト教徒として、人生を語らいあう後半部である。鈴木さんが、「どんな境遇の変化が起こっても価値観が変わらない」カトリックのシスターたちを目の当たりにして、そこに「神」を見いだしました、といえば、玄侑さんは、禅僧・山田無文師が座禅する姿に「人間はここまで美しく坐れるのか」と感動したことが、仏門に入る大きなきっかけになったのです、とこたえる。なるほどなあ、とおもった。人は「宗教」を信じて生きるのではなく、「宗教」を体現した人間に魅入られ、共振して生きていくのだろう。そんなふうに、考えた。
二人の宗教者の描き出す「死」イメージ ★★★★☆
いちばん印象に残ったのは、第1章と第2章で二人の語る死のイメージ。死を生からの突然の断絶、として語るのではなくて、徐々に進行する、連続したものとして描く。精神の変容と、受容のプロセスとして浮かび上がらせてゆく。なぜか、安心させられる所があります。さすがは宗教者、という所でしょうか。
第3章以降は、生き方について語っています。仏教の立場とキリスト教の立場、結構と通じるところがあるように読めて、興味深いです。
「死に方・生き方」というタイトルは、内容を良く表していました。