保守開発のためのパターン
★★★★★
僕はいわゆるサンデープログラマーで
「1ヶ月ぶりにコードに向き合ったら
内容を把握するので1日つぶれてしまった」
なんてことがしばしば。
アプリケーションを構成する要素を
小さな部品に分解してあると理解しやすいわけですが、
それぞれの部品をまとめ上げるルールがないと、
今度は部品間の関係を把握するのが困難になるわけで。
GoF本が再利用のためなら、POSA本は保守開発のための
良き指針なのではないかと思っています。
個人的には読みにくいと感じなかったので、星5つ。
内容は重要だが読みづらい
★★☆☆☆
私は、この本を用いて会社で輪講会を行っているが、この本はよみづらく、正直いって少々閉口することがある。理由は2つあり、そもそも原書の原文がぶっきらぼうであり、「必要だったら参考文献を読め」といった態度でかかれている。さらに訳文がこなれておらず、誤訳らしき箇所も何箇所かみうけられる。これは再刊されていても修正されていない。この本と同等の内容の本がないため、勉強のため読んでいるが、デザインパターンに限っていえば、もっと分かりやすい本もでているのでそちらを読んだ方がよい。
アーキテクチャパターンを学ぶのに優れた一冊
★★★★★
本書は粒度の大きなアーキテクチャパターンから、より粒度の小さなパターンも説明していますが、最も意義のあると思うのはアーキテクチャパターンを説明している箇所です。説明は非常に丁寧で、具体例も適切だと思います。内容も実践的で役に立つものが多く、特にPipe & Filter、Broker、PAC(Presentation-Abstraction-Control)などはぜひ押さえておきたいところ。また、ソフトウェアパターンをある程度学習した読者には、筆者らの言う「パターン体系」がどんなものかを理解するのも重要だと思います。
UMLやjavaに対応した改訂が望まれます
★★★☆☆
既に米国ではアーキテクチャパターンのバイブル的な存在であるので翻訳されたことは喜ばしいことですが、せっかく原書の発刊から4年も後の2000年末に発刊されたのですからダイアグラムはOMTではなくUMLで、サンプルはC++だけではなくjavaも欲しかったです。