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ナチが愛した二重スパイ

価格: ¥2,520
カテゴリ: 単行本
ブランド: 白水社
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面白い ★★★★★
ル・カレ推薦ということで手に取ったが面白かった。第二次大戦中の二重スパイの物語。全て実話というから驚きだ。語り口も、いかにも英国風の皮肉が効いたものでこのストーリーにぴったり。諜報世界の実態を知りたい方にはぜひお薦め。

なお、英国が独の無線暗号を破っていて、それを大戦後まで秘匿しとおしたというのは凄みがある。現代の諜報戦でもおそらくこれくらいのことはやられているのだろう。
マニア向け ★★☆☆☆
MI5が機密扱いを解除して公表した文章に加え、英国、フランス、ドイツ、ノルウェーで重ねたインタビューにより、二重スパイ・チャップマンを詳述している。

70年近く前のことが事細かに書かれており、とても期待して読み進めたが、どうしてものめりこめない。チャップマンのマニアが詳細な情報を収集しているのには向いているかもしれないが、二重スパイの実態を知り、世界大戦の裏で何が行われたかを知りたいという要望にはあんまり応えてくれない。

詳細に書かれているのだが、その細かさに濃淡がなく、冗長に文章が流れてしまっているのだ。どうでもいいことが詳しく書いてあったり、重要なことがサラッと書いてあったりするし、世界大戦の動きは殆ど語られていないので読むのに苦労する。また、いかにも直訳しましたという文章で、日本語として素直に読めないところが多いことも難点。

『収容所020』の所長は、「フィクションはチャップマンの実話の魅力と信じがたさに匹敵するスパイ小説を生み出していない」と書いたらしいが、少なくとも本書は魅力ある題材を上手く活かしきれていない。
面白いことは面白い ★★★★★
スパイ活動には随分金が掛かるものだ、その割りには役に立つ人材は少ないことがよく分かる。
暗号が解読されていては総て筒抜けで笑止な話である。
日本もドイツも暗号解読では完全に遅れをとっていた。スパイ養成に万金を投じるよりは暗号解読に傾注すべきとの印象。
ただし、秘密資金として使途不明金が使える魅力は当事者にとっては堪えられないであろう。
イスラエルのモサドの内情を暴いた「ターゲットは11人」とはまた違った興味あるドクメンタリー。