なお、スパイは英国、米国が本場だから、文献も英米のものが多く、結果、本書の内容も英米、ヨーロッパがほとんどなのは、やむを得ないが、日本にも陸軍中野学校、日露戦争時の明石大佐など優れた例も存在するのだからきちんと触れてほしかった。