本書は、実例をあげて「心の温かい人」と「イマイチな人」の行動を紹介しています。そのため、自分の行動がどちらに近いのか非常によくわかります。そして章ごとに要点がまとめてあるのでわかりやすいです。時間のない人は、そこだけ読むだけで大枠がつかめます。それも著者の配慮ではないかと感じました。

本書で最も気に入った点は内向型の人は外向型の人より強い、という件である。一般的に営業職をはじめとする多くの職業は外交型の人のほうが向いているイメージがある。しかし本書は外向にしろ内向にしろ、大事なのは考える力だと結論付けている。内向型の人が人とかかわる上で最も優れた資質は相手に細やかな気遣いができることだという。本書は営業の人が書いている本なのでその道の人には特に参考になるだろう。

「きちんと」にの次に読んだ本です。
あまりに「きちんと」が気に入ってしまったため
同じ著者のこの本も読んでみたいと手に取りました。
買ってよかったです。

巷の自己啓発本や成功本を１００冊読むより　
私にはコレだと思えました。

自分のイタイ面がくっきり見えました。
環境のせいにしっぱなしで愚痴が多い自分に気が付きました。
とはいえ　
何でも無理やりプラス思考や根拠の無い大丈夫！！
　に　どうしても懐疑的だった私

この本はどんな人も持つマイナスもプラスも含めて自分を認め
己を知り、諦めずプラスで温かく生きようという主旨です。
何とも温かく包容力のある本です。

こういう方（著者）が年配の方でまだいるんだなと嬉しくなりました。
※あまりに先を考えず意味不明の業績思考の割には自分の保身のみで　
　ピンチには必ず梯子をはずし
　更に定年後のお金のみしか人生を考えてない年配の方が周囲に多かったため。
　もちろん　そんな人ばかりではないのは　頭ではわかってますが

マーケットプレイスに出さずにずっと本棚においておきたい本です。

とてもわかりやすく、そして温かみのある文章です。

一方で著者は他人を顧みない冷たい人へは容赦ない批判をしています。
本当に大切な事を実感するには、この厳しさはいいと思います。

あくまで「温かい心」が人間関係の根源であると説く著者には大いに共感を覚えました。
章末のイマイチな人との比較も本文の内容が簡単にまとめられて、わかりやすいです。

著者の前著【きちんと生きてる人がやっぱり強い！】を読ませてもらいました。
内容の濃い本であると思っていたら、ベストセラーになっていました。
本書も、前著と同様に【イマイチの人】と【温かい心で生きてる人】の違いが明確に説明されており、わかり易い本となっているように思います。

なお、本書を読むに当たっては、各項の最後の【イマイチの人】と【温かい心で生きてる人】のまとめを読んで、本文を読んでいけば、より両者の違いが、わかり易いのではないかと思います。