写真の持つ力
★★★★★
この本は、まさに写真の持つ力を私に教えてくれました。
写真って「真実を写す」と書くのですね。
改めてそれの言葉の意味をかみしめました。
犬と一緒に過ごすときにみせる子ども達の笑顔。
入院生活の中での様々な場面。
辛い治療の現場。お別れの日。
写真は真実を写し出します。
しかし、この本の中では決して「悲しい」ことではなく、
「生きている証」として写しだされています。
病気と向き合う子どもも、
支える家族も、
医療従事者も、
「いのち」は輝やいてこそ「生きている」
のだということを教えてくれます。
懸命に生きようとしている子ども達の姿から
日常おろそかにしているものに気付かされて気がします。