知らなかった表現がいっぱい
★★★★★
この本を読むまでイギリス英語についてほとんど知りませんでした。
不勉強のためか、初めてこの本を読んだ時、正直知らなかった表現がほとんどでした。
本を何度も繰り返して読み進むにつれて、ほぼ同じ意味でもいろいろな言い方があることを知りました。
例えば、あいさつだけで10個も表現を載せてあり、覚えるにつれて語彙が豊富になり、
使える表現も広がってきました。また例文を「いつでも使える、友人の間などで使う、
使う時は状況を考える必要がある」と3つに分けており、
実際に使う時の際のことまで配慮されているので、
安心して覚えることが出来ました。
すべての例文に音声は付いているわけではないですが、
かなりの部分で音声がついているので、どのように発音するのか分かり、
何度も繰り返して音読するにつれて徐々に表現が頭の中に入ってきました。
知らなかった表現をたくさん知ることが出来まして、
覚える楽しみを味わえました一冊であると思いました。
イギリス英語の日常会話に触れるのにうってつけの一冊であると思います。
重複が多い
★★★☆☆
イギリス人が日常生活で使う表現の用例集。質や量、時間といった項目ごとに関連する表現を集めている。ほとんどのものが通常の辞書にも掲載されているが、未掲載のものもいくつか見られた。実際のイギリス人との会話の中でも本書掲載の表現を耳にすることがあるので、イギリス英語で使われる表現を学ぶのに適切な教材だと思う。ただし重複が多い。見出し語でかつ例文が付いているものに限っても、17個の重複がある。その上、ページ数が多いのに索引がついておらず使いにくい。付属のCDは、会話形式の例文や、スコッティシュ、アイリッシュの表現を除いて一人の話者が担当している。ずっと同じ人の声を聞くのはいささか退屈である。
ブリティッシュアクセントの勉強に役立った
★★★★☆
IELTS受験に備え、ブリティッシュアクセントに耳を慣らすために買いました。もともとTOEICは950点取れていたのですが、IELTSの練習問題でリスニングテストをまったく聴き取れなかったので(笑)、あわてて本書を買った次第です。
CDをiPODに入れて通勤時にひたすら聴いていました。最終的にIELTSのリスニングは7.5を取れましたが、本書の果たした役割は大きかったと思います。
難を言えば、内容的に膨大な数の短いフレーズをひたすら繰り返すだけなので、聴いていてまったく面白くありません。本書以外に『Live from LONDON』という本も使いましたが、こちらの方が会話形式なので聴いていて楽しかったです。
一日一行!
★★★☆☆
収容文章量はかなり多いです。しかし各文章が独立していて、関連している訳では無いので、あるシュチュエーションで使われる表現や対話を、関連付けして覚える人には向かないと感じます。
むしろ各例文を一日一行づつ覚えていくような勉強方法をとるなら、かなり役立つと思います。
BritishとIrishの友達に聞かせたところ、例文は結構リアルであるとのことでした。かなりうけてました。しかし古い表現も含まれていると指摘していましたので、全てが現在の「日常会話」ではないということを踏まえたほうがよいのかもしれません。
最後に、英会話初心者には少々使いこなすのが大変かなぁと感じました。ただイギリス英語そのものに興味ある人には買って損はないです。
いくつかの疑問点を述べさせて下さい
★★★★☆
いかなる語学の本も使用者次第で宝石たりえる、という点で同書もそうであると思います。
「わぁこれがイギリス英語なんだ!」と学習意欲を掻き立てられるのであれば儲けモノ、どんどん習熟に努めるべきです。頻出度の違いはあろうとも、覚えて損をする語彙・熟語はありません。
しかし明らかにイギリス英語と思われる表現は多々ある一方、英米両方で普通に使用されているであろう表現も多いです。これら全てを「イギリス英語!」と言い張ることに私は「はてな?」という思いです。
加えて、「社会に出て役立つ英語」を目指す者にとって「イギリス風口語表現」を熱心に勉強することにどんな意味があるのか?
イギリス風だろうがアメリカ風だろうが日本風だろうが、内容の豊かさをこそ問われるのが「大人の英語」ではないのか?
大人の英語のレベルからはるかに遠い英語学習者が若干の発音の癖やら表現の種類だけでイギリス風だアメリカ風だと騒ぐのは知的なことだろうか?自己満足の気取りにはならないか?
さまざまは疑問を感じつつ---面白い表現に出会えることは確かです。
出来れば上級レベルの皆さんが賢明な接し方をするのが理想的な本、というのが私の感想でした。