ユングの全体がよくわかる
★★★★★
ガイドラインが頭に入ってると、専門書を読むときに自分が何を読んでいるのか把握しやすいので、自分は「素人向け入門書」で興味を確認し、「専門書」に進むタイプです。
ユングの生涯、主張する学説、オカルトに対する立場など、簡単に分かりやすい説明と可愛いイラストと共に紹介されており、ユングやユング心理学に親しみが持てました。
カウンセリングや来談者中心療法などをきっかけに、心理学に興味を持ったものの、フロイトやユングなど難解そうでオカルト臭のする書物が多く、どこから取り掛かればいいのか、気後れしていました。
この本のおかげで、それぞれの立場や主張、時代背景などを考慮して、心理学が学べそうです。
イラストが・・・
★★★☆☆
文章はまとまってて読みやすくて良い本だと思います。
でも説明のイラストがなんだか的を外しているものばっかりで、なんでこのイラストレーターを選んだんだろう、と思ってしまいました。
せっかくイラストをたくさん入れているのだからもっと理解を助けるイラストを入れてほしかったです。読んでてイライラしてしまいました。
とにかくイラストだけが残念な本です。
同じようにイラストがたくさん入っているユングの入門書なら「面白くてよくわかる!ユング心理学」(福島哲夫、アスペクト)のほうがイラストがすごくわかりやすくてスッと頭に入ってくるのでおすすめです。
はじめての人には最適
★★★★★
難しいユングが、かわいいイラストとわかりやすい語り言葉で、すんなり理解できました。
ユングを知っている人でも、心理学自体をよく知らない人でも楽しめる本だと思います。
私は心理学を勉強していますが、これまでのユング本のなかでいちばんわかりやすかったです。
とくに、
・嫌いな人がいる理由、
・誰もがもっている仮面(ペルソナ)と悪魔(シャドー)の話
・第二の人格の話
などは、読んでみて「納得」でした。