収まるべきものが収まるところへ収まったな、という小説です。
意味不明な箇所が、多数あり。
１巻、２巻と読んだから、読まざるを得ない、という感じでした。
完全な予定調和で、意外な展開はありませんので、読まなくてもいいかもしれません。
ご期待どおりの予想どおりでした。

とうとう完結・・・読み終わった後は余韻に涙まで出てきてしまった。1巻からの想い出が走馬燈のように駆け抜ける・・・。物語は楽しかった!でも寂しかった!!もう彼らの心躍るような冒険は覗けないのだ。どんどん成長していく彼らにも出会えない。なんて寂しいんだろう。私もタリアにストラヴァガンテしたい!太陽が輝く街で彼らと走り回りたい!いい年して、誰か護符を運んできてくれないかな・・・などと思ってしまう。
1巻2巻と読んできた人は必ずこの巻も読むと思いますが、きっと期待は裏切られません。素直にそのストーリーに従っていってしまう。そんな不思議な魅力の『ストラヴァガンザ』全てはそうなるのが必然なのだ。物語がどう進もうが納得できる。そして読み終わって心に刻み込まれる。本当の意味で名作です。