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プロ野球の一流たち (講談社現代新書 1941)

価格: ¥798
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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野球の奥深さに感じ入る ★★★★☆
スポーツジャーナリストの二宮清純氏が、現役選手やOB、監督、野球解説者などへのインタビューを通して、一流と呼ばれるプロ野球選手の頭脳と肉体、技術を明らかにしていく。清原和博選手は、なぜ無冠のままスタジアムを去ることになったのか。極度の不振に陥って一度は現役引退も考えた山崎武司選手は、なぜ楽天イーグルスに移転して不死鳥のごとく蘇ることができたのか。バッターやピッチャーの盛衰を、技術的側面から切り込んでいく内容で、とても興味深く読むことができた。実況アナの隣でどうでもいいような話をしている野球解説者や、オフシーズンのバラエティでおちゃらけている選手ぐらいしか知らない私にとって、野球というスポーツをよく知っている人が聞き出す技術論を通して、テレビを通しては知ることのできない、選手やコーチ、監督の「考え」や「分析力」を知ることができ、改めて野球というスポーツの奥深さを感じた。

話題はそれだけにとどまらず、高野連問題、裏金問題や日米の格差、今後野球界のあるべき姿などにもおよび、野球を愛する一人として、納得したり、考えさられることも多かった。二宮氏がジャーナリストとして投げかけている問題提起に応答できる野球界であってほしいというのが私の願いだが、今後どうなっていくのだろうか。
すばらしい! ★★★★★
前半のインタビューは
ノムさん
中西
大野
東尾
土井
渡辺俊介
山崎
工藤など、30代にはピンとくるメンツ
後半は、日本の野球の構造について問題点をえぐってます。

おもろいです。
清原和博の「番長化」の必然 ★★★★☆
鋭い評論で知られるスポーツライターの著書。
球界の名人たちを取材した野球好きのための本です。

野村克也監督の配球学から、中西太氏の打撃指導論に始まり、濃密な野球論が繰り広げられている。これらではインタビュアーとしての著者の力量が発揮されており、名人たちの持論が縦横に語られる。

著者のスポーツライターとしての力量が発揮されているのは清原和博選手に関する記事「清原和博は大打者か」。様々な角度から清原和博という打者を考察している。全体としては厳しい論調であるが、清原ファンにも読ませる、力のある文章である。
内角攻めに苦しんだ清原に単純に同情するのではなく、その打撃の傾向とその才能ゆえの器用貧乏さ、そして「内角」を克服せずに、2000本安打、500本塁打を達成したことの必然として「死球王」としての清原が語られる。
 西武時代の清原が、内角攻めの結果、死球に合い、相手投手にバットを投げつけた事件は鮮明に私の頭に残っているが、その事件を踏まえて、清原の「番長化」の必然が語られる。
私の記憶では、PL学園、常勝西武の4番、日本シリーズでの涙、、、の清原はいつから「番長」になったのか、定かでなかったが、それが、必然であるとの指摘には驚かされた。
素晴らしい日本のプロ野球。今更メジャーなんて ★★★★★
二宮清純氏の日本のプロ野球を愛するが故の苦言、提言と選手との対談、批評が公正に書かれている本です。自分も日本のプロ野球選手のメジャー流失に異議を持つ1人です。今年も巨人の上原、阪神の藤川など日本のプロ野球ファンを見捨て今現在日本プロ野球が総合的に見ても世界一であるにもかかわらず、アメリカ野球に行きたがる神経が自分には理解し難い。正直二宮氏、野村克也監督もメジャーから教わる事はもう無いとはっきりいっており、事実メジャーのアジアの選手の強引な引き抜きには嫌気が指す。メジャーのやっているのはビジネス・ベースボールで選手を物として扱う。日本プロ野球は勿論利益も大事だがそれ以上に選手を大事にし何よりもファンが球団と選手を心から敬愛する。勿論実力主義だから解雇、移籍等はあるが、アメリカの異常な合理化とは質が全く違う。自分は日本のプロ野球選手が酷使されボロボロになって帰国する姿をもう見たくない。
野球をより深く考えたい人のために ★★★★☆
前半は中西太や工藤公康、古田敦也といった一流選手や指導者へのインタビューに基づいた野球論です。配球論や打撃論など、一球一打の裏にどんな駆け引きがあるのかを丁寧に解き明かしていきます。
後半はドラフトの裏金問題や高校野球の特待生問題、独立リーグの経営問題など、野球界の制度について論じています。実践的な提案も多く、考えるヒントになります。