中華風武侠ファンタジー
★★★★☆
武侠ファンタジー
特にアクションシーンが逸品
非常にビジュアル的だ
映画「グリーン・デスティニー」のワイヤーアクションを見ている(読んでいる)ようだ
著者の最新作(現時点)「龍盤七朝 ケルベロス 壱」のプロトタイプ的作品
面白い
★★★★★
世界観は決して僕の好みではないのだが、戦闘シーンなどは失踪感溢れて非常に読み応えがあり、著者の力量の高さがうかがえる一作。
最大の欠点は短すぎること。二百ページくらいで書いてあり、おまけに改行しまくりなのですぐに読み終わってしまう。
プロローグといった印象でしかなく、明らかな伏線がたくさんありながらも全く解決されないまま終わる。果たして続編は出るのだろうか?
続き読みたい!!
★★★★★
続きが出るのかいささか疑問に感じる終わり方ですが、とにかく続きが読みたい。是が非でも続きがよみたい。そんな一品です。読んでみればわかります。個性あふれるキャラや技の数々、ストーリー性、自分としてはどれをとっても申し分ない作品だと思います。
工学小説
★★★★☆
けっこう面白かった。ちょっと唐突ですが、かの「教養小説」が、一つの人格が徐々にビルドされていくプロセスを追体験して、主人公への感情移入を楽しむロマンだとすれば、この作品など(「工学小説」と名づけておきましょうか)は、あらかじめ輪郭づけられた複数のキャラが、取り替え可能なシチュエーションのなかで絡み合い織りなしていくストーリーそのものを純粋に消費しながら、作者との共同作業でもって架空の背後世界を想像していく、かなり抽象度の高いプロセスを楽しむノベルなんだと思いました。「背後世界」とは無数の物語を生み出すデータベースのことで、ロマンにとっての実社会や神話的世界がもつ濃密なリアリティとは違って、いまたまたま上演されている筋書きがそこ(データベース)か切り出された一つのストーリーでしかないことを観客(読者)に指し示す、歌舞伎の書き割りのような希薄なリアリティを纏っています。こういった作品を読者に受け入れられるように書くには、かなりの才能が必要でしょう。
至高のボーイミーツガール!しかし…。
★★★★☆
個人的な意見で申し訳ないのですが、はっきりいってこの本面白いです。戦闘シーンなどは、疾走感があって迫力満点で、著者の力量の高さがうかがえます。ストーリーの面白さも申しぶんありません。しかし、どこかしら無理矢理、武侠小説に仕上げているような感があります。それと、ストーリーは非常に面白いのですが、非常にきりが悪く伏線張りまくって終わっているので、続編がでるのか出ないのか、読んだ後でとても不安になります。その二点のマイナス要素をかんじたので、星を一つ減らしました。