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アクセントとリズム (英語学モノグラフシリーズ)

価格: ¥2,940
カテゴリ: 単行本
ブランド: 研究社
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音韻論に興味のある人なら面白い ★★★★☆
日本語のリズムに興味がある人なら面白い。

特に、リズムに関しては、2フットという日本語独自の強弱リズムを紹介してくれています。


ひらがなの世界、拍の世界になれてしまっている我々に、日本語に沈むリズムの法則を気づかせてくれる本。音韻的な面に興味があればぜひ読んでほしい一冊。

少し専門的な用語が出てきて、知識がないと読みづらいという点でマイナス1です。
ただし、素人の判断であり、専門家の方が読めば問題ないレベルの専門用語だと思います。あくまでの素人の評価ということで。ご参考になさってください。
音韻論の歴史から最新の理論まで ★★★★★
音韻論の歴史が概観でき、さらに最新の理論の動向もカバーした良書。

章立ては以下の通り。

第1章 アクセント・リズムの仕組みと音韻論
第2章 派生理論の歴史と限界
第3章 最適性理論の展開


第1章では、アクセント、リズム、モーラなど、議論の基礎となるタームが説明されている。例が豊富で興味深い事例が多く示されている。第2章では1960年代(SPE)から1980年代までの音韻論の歴史が概観されている。この章の2.5節「派生理論が残した諸問題」では、80年代までの研究の問題点が的確に指摘されており、次章への橋渡しとなっている。第3章では、最近注目されている「最適性理論」について詳しい説明がある。この理論は2章までで指摘された問題点を克服するものであり、今後の音韻論の大事なメルクマールとなるということを様々な例を用いて分かりやすく解説されている。本書の力点はこの最適性理論の説明にあると言え、「最適性理論の入門書」という位置づけをすることもできるだろう。

理論的な話は難しいところもあるが、タームの定義とそれぞれの理論の功罪をしっかり抑えながら読めば、かなりの情報が得られる。音韻理論のダイナミズムを感じることができ満足のいく内容であった。
入門書でもなかなか難しい ★★★★☆
音韻論の入門書。3章構成で、1章が音韻論の入門、2章が派生理論とその限界、3章が最適性理論(OT)の解説となっている。レベルとしては、1章が易〜普通、2〜3章は普通〜やや難。易といっても、モーラなど超基本的な用語の説明があるわけではないので、ある程度の音声学・音韻論の知識は必要となるだろう。
全体的に喩え話が多く、面白い。

2章はいろんな理論が出てきてごちゃごちゃしている上、具体例も知らない言語(アメリカ・インディアンなど)ばかりなので、読むのが大変だった。章末にまとめの表があるので、そこを適宜参照しながら読むといいと思う。