真保氏の描く主人公像には大変共感しました。またその作品づくりのために、綿密な取材をしたことも作品の要所要所から伝わってくるので、それがまた全ての
話に、リヤリティーを与えているのだと思います。
中でも「相棒」は映画にしたいような作品です。最後のシーンで、本当の自分の気持ちに気付くところは本当に憎いばかりの出来栄えです。
男というものは、なんて女心がわかっていないのかと、反省させられる「昔日」という作品もあります。
4話全てお薦めの短編です。