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クマともりとひと―森山まり子会長のスピーチから

価格: ¥1
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本熊森協会
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著者紹介
森山まり子(もりやま まりこ)
1948年兵庫県尼崎市生まれ。
元兵庫県尼崎市立武庫東中学教諭
1992年に生徒たちと、絶滅寸前兵庫県野生ツキノワグマの保護に立ち上がったことから、祖先が残してくれた豊かな森を失い、
日本文明が滅びようとしていることに気づく。
クマの棲む最高に豊かな森を、子や孫、そして、全生物に残すため奔走している。
日本熊森協会会長


「クマともりとひと」が、感動とともに全国へ広がっています。


いま日本の森が大荒廃しています。

かつては野性鳥獣たちの宝庫だった日本の奥山の広大な部分が、戦後の拡大造林という国策によって、
杉とヒノキだけの人工林に変わってしまっているからです。杉やヒノキは、葉は苦くて食べられないし、
熊などの動物のえさとなる実もならないので、空腹に耐えられなくなった動物たちは、森から里へと飛び出してくるようになりました。

このような異常現象を、農作物を荒らされた地元の人々は「動物が増えすぎて、森からあふれ出てきた」と勘違いして、
銃やわなで動物たちを駆除し始めたのです。

こんなときは、大きな動物から滅んでいくそうで、ツキノワグマの絶滅が始まりました。
留意しておくべき大切なことは、動物たちを滅ぼす森は人間も滅ぼすのだということです。
奥山が荒廃すると、私たちの大切な水源も枯れてしまうのです。そこには絶望的な現実があります。

「クマともりとひと」からは、森を守るために立ち上がった人々の切実な訴えが聞こえてきます。
多くの中学生たちがこの運動を支えているのも事態が切迫していることを物語っているように思います。

<目次>
1.プロローグ
2.ぼくら寿命まで生きたいよ。
3.世の中を変えてみせる。
4.植物+動物=森
5.だれもやらないのなら