TOEIC試験で満点をとった著者が英語学習法について広くふれた本
★★★★☆
本書は、留学経験なしでTOEIC試験で990点満点を取った著者の経験
をもとに、英語上達に必要なことやや英語学習全般についての
アドバイスをまとめたものである。
著者が本書で推奨する勉強法の中心に据えられているのは、5章に
まとめられている「SE(SecondaryEffect)学習」と「耳読書」である
といっていいだろう。
前者は英語学習そのものを目的とするのではなく、好きなことを英語で
2次的に学ぶ方法のことであり、後者は、ストーリー性のあるものを聞いて
内容を理解するという学習法のことである。
名前は違うものの、前者は英語学習法の「多読」とその概念や理論では似て
いるものであり、後者は「多聴」と軌を一にするものであるため、特に真新しい
ものではないが、著者も述べているように、英語上達のためには「英語にふれ
続ける」ことが必要なことを考慮に入れれば、いずれも有効なものであろう。
換言すれば、「SE学習」と「耳読書」によって、毎日多くの英語にふれる環境を
作ることが大切だという著者の主張が伝わってくる。
本書は、この2つの学習法を中心に据えながらも、語彙・文法の勉強法、
読解の勉強法、スピーキングとライティングの勉強法等にも幅広く
ふれているのも特徴的である。
英語学習全般について知りたい方や、TOEIC満点取得者の提唱する学習法に
興味がある方には興味深く読めるだろう。
戦術本としては弱い。
★★☆☆☆
どんな人がTOEICの戦術本を読む人か?の想像力不足、そして・・・。
ほとんど全てがインターネットで調べられる薄っぺらい内容。
頑張って「英検1級も受けよう!」と提案したのは論外な提案。
「国内で990点」と誇張するような内容ではない。
TOEICのグランドセオリーのパンフレット本、
99%初心者向けの本です。
そういう人にはいいかもと思ったので★2つ。
日本語が下手……
★☆☆☆☆
英語学習方法論の類が書店で大量に平積みになる今、読者の目が相当に肥えてきているという認識もなく、つれづれなるままに羅列される学習方法論じみたものはことごとく駆逐されていくのだと私は思う。本書もその典型ではないだろうか。
まず、およそ論文やある程度のまともな量の日本語を理路整然と書いた経験がないのではないかと思われるほどの悪文がダラダラと続き、読者としては「英語学習を説く前に、最低でも本多勝一の『日本語作文の技術』くらいは読めよ!」と突っ込みを入れたくなる。
「SE学習」なるものも、かつて語り尽くされた方法論でしかなく、特記すべきものでもない。学習方法論なら他にいくらでもあるし、あえてこのご時世に上梓される必要性はあったのだろうか、と疑問符が付く。
うん。うん。わかる
★★★☆☆
非常に共感できました!!
教材の紹介や、オススメHome Page など、真剣に勉強している人には、目からウロコかも。
実体験に基づいて書かれているので、その辺も僕の視点に近かったです。
ただ、主張が多すぎて、、、もっとまとめて欲しかった・・・。色んなこと言われすぎてわかんなかったです。
モチベーションがわかない人は読むべきだが
★★★☆☆
本書を読むとモチベーションがわき、モチベーションをいかに維持するかの方法論が詳しく、かつ説得力をもって書かれているため、モチベーションがわかない人は読むとよいかも知れない。また、「耳読」という多読方法が推奨されており、990点を目指す人には必須の過程かも知れないが、有効な多読方法を会得していない初級者にとっては、効果の有無が短期間で実感できないため、続けることが難しい。本書の記述から、好きな英文を大量に聞くうちに知らないうちに上達していた、という経験に基づいているらしく、苦痛が軽減できてよいかも知れないが、万人向けの方法とは限らない。むしろ、具体的方法のアドバイスには他書に比べて、これはという目新しい点があまりない。本書でモチベーションを得て、他書でノウハウを学ぶのがよい。