何々資本主義、○○資本主義という、摩訶不思議な言葉が飛び交い始めてはや何年か。
資本主義というものがこれほど理解しがたいものであったとは、驚きに絶えないが、実際に資本主義の何たるかについて考えたことのある人間が、実はほとんどいなかったということの反証であるのに違いない。

○○資本主義論者の的外れな批判の尻馬に乗って騒ぐ前に、まず資本主義とは何か、資本とは何かを、基本に立ち返って考える必要があるでしょう。
その絶好の機会が、この本ですね。

そのために、アダム・スミスと併せて読むべきなのがやはりマルクスでしょう。
しかし、ルイス・ケルソーを読んでから、改めて読んでみるとこれがなかなか面白い。

この３人の代表作を併せて読むのがお勧めです。