期待は外れたが・・・
★★★★☆
ランキング本かと思ったが実際は添乗員である作者の旅行記に
近い。タイトルとは違い日本が出てこないランキングや作者の
主観に基づく(つまりデータのない)ランキングも登場する。
とはいえ作者は読者のツボは心得ているらしく、内容は大変
面白かった。太陽に向かって回る元大統領の黄金像がある
トルクメニスタンや世界一危険な都市ヨハネスブルクなど
マイナーな国が登場する。また東京はネットの定額料金が最も
安かったり、日本の住宅平均床面積が実は世界5位の広さを
誇っていたり日本の優れた部分も多く紹介されていた点は好印象
だった。
実際の本の内容は「観光ガイドだけでは伝わらない世界各国の
魅力を紹介」といったところか。
見聞拡がる良書です。
★★★★☆
本屋さんでたまたま手にとって
購入した本ですが、
正解でした。
世界の中での日本という国が
どれほどの位置にいるのか?
世界にはどのような国があるのか?
二つの視点から読み解くことができおもしろかった。
著者の旅行記を通じての
ランキング紹介という形が
とても読みやすく、
本書を読むことによって
実際に旅をせずに見聞を拡げることが
でき、オススメ。
今後世界を旅するヒントにもなるでしょう。
旅行記+ランキング
★★★☆☆
本で紹介されているランキングは、ビッグマックの値段(アイスランドが一番!)、セックス回数(これはギリシャ)、海外旅行者数、平均身長(オランダ人すごいです)、平均所得、肥満率(日本は一桁、欧米諸国は軒並み20%超!)、などなど。普通に楽しめる。しかし、最初のうちは調子がよいが、次第に単なる著者の旅行体験記(インド、タイ、トルコ、、、アジアが多い)になっていく。看板に偽りあり。ただ体験記がおもしろいので楽しくは読める。
海外に行けば行くほど、日本のことが知りたくなる。この著者もそんな思いで書いているのだと思うけど、日本ってやっぱりユニークでおもしろい国だと思うな。
ダイゴさんがセレクトした各種日本の世界ランキングは何位?
★★★★★
ダイゴさんの本は殆どすべてだと言っていいほどよく読んできました。
いずれも、海外添乗員やタイ・バンコクでの生活を綴ったもので、笑いあり涙ありのハチャメチャにユニークな本でした。
本書も「日本は世界で第何位?」といった野次馬根性で興味本意をそそるユニークなタイトルをつけています。
それも今回はダイゴさん初めての新書判です。
本書の構成は、ダイゴさんが海外添乗員として奔走し、またタイ・バンコクでの生活体験やトルコ・イスタンブールやインドなどバックパッカーとしての放浪の旅をしてきて、そこで見たもの聞いたもの感じたものをトピックにして、様々な日本の世界ランク付けについて講評をするといった形です。
そのため、堅苦しくなく庶民的にフレンドリーな仕上がりとなっています。
込み入った薀蓄がない分、内容に少々薄っぺらいものを感じるかもしれませんが、旅好きな方、日本の世界ランクが気になる方など、リラックスして気軽に読めますのでオススメします。
著者岡崎さんの人柄が伝わってくるようで
★★★★☆
待ち合わせで、待ち時間が長かったため、立ったまま読了した。
7章にある、近頃若者の一人旅に出くわすことが減ったようだというコメント、
やっぱりそうなんだ、とひとりごちた。モラトリアム時代ではなくなったようだ。
ご本人の結婚話もさらりと挿入されていて、気持ちがいい。
また、危険な旅先が南アの某所であること、旅が好きなドイツ人の紹介、
などなど、あとくされなくさらりと事実感覚で書かれており
エッセードキュメンタリー風で、たいへんたのしめた。
いってなんぼ、かもしれないが、いかなくても
これをよめばなんぼか得した感じがしますよ。