インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

ザ・ファンドマネジャー その仕事と投資哲学

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日経BP社
Amazon.co.jpで確認
志す or 興味がある人向け ★★★★☆
著者が勤めた投資顧問(日系)や信託銀行(外資系)での経験を元に、ファンドマネジャーとはどんな仕事かを解説した本。初心者にも分かるように書かれた本なので、難しい語彙でも注釈があり、平易に表現している印象を受けた。ただし、注釈は章末に載っているので、探すのにイチイチ苦労する。また、ブラック・マンデーや長期下げ相場での投資戦略についてや、運用哲学や手法(資産配分や為替ヘッジなど)について少々触れられているが、資産運用の専門知識についてはそれほど書かれていないので、それに期待する人に購入はオススメしない。

この本をまとめると、

・ファンドマネジャーを志した動機
・資産運用の現場の語彙・運用プロセスの解説
・運用手法(ポートフォリオの配分についてなど)
・リターンとリスク
・株式銘柄選択(少々の具体例あり)
・経験した相場について(ブラック・マンデー、LTCMショックなど)
・資産運用ビジネスの課題

といったところか。

あくまで職業の説明を目的とした本なので、ファンドマネジャーをこれから志す、あるいは興味がある人にオススメする一冊。同業者の方には刺激が少ないと思われます。
何故いま資産運用が大切なのか ★★★★★
本書は資産運用の基本的な考え方と、職業としてそれを担うファンドマネージャーの役割を分かり易く解説した本だ。
日米通算30年余に亘る筆者の豊富な経験をベースに書かれているだけあり、大変示唆に富んでいる。「相場は相場に聞け」、「まだはもうで、もうはまだ」等の相場格言や、「コンセンサスは市場価格に織り込み済み」といった重要コンセプトも随所に盛り込まれていて面白い。
莫大な金融資産規模の割には、運用機関数は少なく、プロのファンドマネージャーも少ないと言われる日本。本書はプロを目指して頑張っている人、これからプロを目指そうと考えている人には勿論、一般投資家にとっても、資産運用を考える上で大いに参考となる格好の読み物と言える。
職業としてのファンドマネジャーを知るために ★★★★☆
著者がファンドマネジャーの実務を経験されているだけに
記述に具体性があります。
海外での現場の実状なども参考になりました。
実際に職業としてファンドマネジャーを志す方は、
参考になる本であると思います。

アセットアロケーションや投資哲学などについては
ある程度は参考になりますが個別株の投資方法などに
ついては、わずかな記載があるのみでした。

本書の主旨からは仕方ないかもしれませんが、
投資については実用的な本ではありません。
散漫な印象 ★★★☆☆
本書は長年資産運用の現場で多様な業務に携わってきた
著者が、業界のあり方、自身の体験、市場との対峙法など
多岐に亘る内容を記した書物である。

評者は個人投資家の端くれとしてこの本を読ませてもらったが、
ファイナンス理論に関する部分は表面的な記述しかなく
(紙数が少ないので当然だが)、経験談についてはちょっと
赤裸々さが足りず、率直に言って物足りない印象である。

読者としてファンドマネジャーを志望する若者を考えるので
あればどうやって運用業界に潜り込み志望の部署に入り
込むかといったノウハウが記されていた方が親切だろうし、
一般の読者にファンドマネジャーの生態を暴露するのが
目的ならもう少し掘り下げた著述が必要なのではなかろうか。

凡庸なファンドマネジャーでも年収三千万円程度の報酬を得ている
旨の記述があり、この部分などは投資信託や変額保険なんぞ今後も
一切買わないぞ、と読者が決意を固める材料にはなるかもしれない。

あと、個別銘柄の選択法として取り上げられている銘柄の一つは、
著者の運用期間にベンチマーク(TOPIX)とほぼ同じリターンしか
あげていない。こういう銘柄を取り上げるのは自慢話としてなら
随分間が抜けているが、経験年数の長いファンドマネジャーに
とっても、銘柄や売買タイミングの選択は難しいものなのだ、と
いう生きた教材程度にはなるだろう。このあたり、著者の謙虚な
お人柄を垣間見ることができるように思われる。

評者が他の本でファンドマネジャーの業務内容について既にある
程度知っていたからかもしれないが、この本に類書を上回る魅力は
残念ながら見いだせなかった。よって星三つにさせてもらいます。
ファンドマネジャーを志す若者へ ★★★★☆
ファンドマネジャーといえば、巨額の資金を個人の裁量で派手に動かすヘッジファンドの運用者を想定するかもしれない。しかし証券市場の資金の多くはそうではない。高度な専門知識や経験、見識を有するプロフェッショナルによってシステマティックに管理、運用されている。本書は、運用の専門家の実際の業務が平易な言葉で語られている。
運用業界に理解を深めたい人、とりわけ将来運用の専門家を目指す若者にはきわめて有益なアドバイスを提供しよう。