この程度の内容で
★☆☆☆☆
内容もページも薄すぎる。
これで最高のクライフ本なんて言わないでほしい。
ファンを馬鹿にしているとしか思えない。
期待以上の面白さ!
★★★★★
クライフの公認本といえば、過去に『美しく勝利せよ』があって、もうクライフの本は出ないものと思っていたら、昨年末この本が出て、しかも公認本! よくクライフがオーケーしたと思われる負の部分にもちゃんと触れられていて、また『美しく勝利せよ』ではわからなかった事実もわかり、正直、期待以上に面白かったです!
たとえば73年ではなく、69年にバルサと仮契約していたという事実は初めて知りました。もし69年にクライフがバルサに移籍していたら、70年代初頭のアヤックスの黄金期はなかったかもしれません。クライフを中心にしたトータルフットボールも未完成のまま、74年のオレンジ旋風も吹かなかったかも。
解説者の章では、クライフのテレビ解説を生で聞いてみたくなりました。解説者としては感覚的な発言のニュアンスに、どこか長嶋茂雄を想起したりもしました。実際、オランダ人にとってのクライフは日本人にとっての長嶋茂雄に近く、なにをやっても許されてしまうようなところがあるらしいです。
それはそうと、クライフ好きには、想像力を駆り立てられる内容で、訳も読みやすく感じました。カラーページも今まで見たことのないクライフの姿が新鮮。最終章のクライフのインタビューも、知らないことが多くうれしいかぎりです。ただ、価格に関しては、出版社にもっとがんばってほしかった。クライフ・ファンなら買って損のない本であることは確かです。
訳が微妙
★★★★☆
ヨハン・クライフについて9章にわたり、興味深いことが書いてあります。
クライフ家とコースター家の家計図には驚きが。
自分は長年、クライフはユダヤ系だと思っていましたが、実はなんてことが。
☆4つにしたのは翻訳が微妙だったから。
オランダ語を訳すのはむずかしいのか?ただ単にクライフやフットボールに関して無知な人が訳したのか?
読んでいると「ん?」という箇所が多々あります。そのまま“ただ”訳しているだけな感じ?
監修としてフットボールを知っている人をつけたほうがよかったのでは?