新世界秩序、歌舞伎町占拠、武器の多用、、、など現実離れした展開が胡散臭ささえ生み、いままでの地道な人物描写、警察小説としての面白さはどこへ行ったの？誉田さんどうかしました？ッテ感じで書き手が変わったよう。ただ終盤軌道修正して読後感マイナス１。

テンポの良さ、人物造形等は買います。１巻はとっても面白かったです。でも・・・２巻以降の展開にちょっと無理があるかなぁと思います。たとえ荒唐無稽でも“小説世界のリアリティ”があれば良いのですが、説得力を持たせるだけの細部が描かれていないため、どうしても嘘くさくなってしまいます。例えば大沢在昌さんの著作のような、思わず信じそうになるリアリティが必要かと。

満足です。

誉田哲也は好きで読んでいます。・・・・・・・・・・・・・・・・・

おもしろい