易を全く知らない人が読む本ではありません。
★★★☆☆
易または易経について何の予備知識もないなら、
読んでもちんぷんかんぷんです。
まず、『黄小娥の易入門』で、易の概念を
やさしく理解し、それから他の易経の本を読めば、
非常に速く 易の学習が進みます。
それから安岡先生はなぜか、あまり必然性のないところで
英語やドイツ語や量子力学などを使って 説明することが
ありますが、英語について言えば 非常に怪しい英語ですので、
理解できないからといって あまり悩む必要はないと思います。
量子論についても同様でしょう。
実生活に応用できるヒントがあります!
★★★★★
自分の実生活に準えて、実現したいと思う「卦」の説明があって楽しい本。
それがあるから、旧仮名遣いは 苦にならない。
ことに、下経「沢山かん」〜「風火家人」へ 変化して行く部分。これに拠り、私の家庭生活の分野の目標を創るヒントを得ました。読み進めばもっと収穫が期待できそうです。
結局、家庭なり 職場なり 社会との関り合いなり、それらの人との関係の中で、自分なりの
結果が出せれば、全て「吉」なのでしょう。自らが「よりよい結果へ導く為の 発想法のひとつ」と捉えれば、実生活に もっと活かせるものと思う。
「序」から「序説」に至る部分にも、味わいがあります。
「序」では、著者が 昭和35年の盛夏 多忙な中、より分かりやすい解説に心を砕き万事放擲してこの本を書き上げた経緯、次の 太古の古代人の心情を思い描く叙事詩のような「序説」冒頭など、読み進む気持ちがそそられます。
今は、一仕事終えた後、自分の部屋で読みながら その日一日のことを準えてみて楽しんでます。
私には コストパーフォーマンスばっちりです!
いい本と思います
★★★★★
中級クラスの易のお勉強の本。
安岡先生の他の初級の易の解説本を読んだ後
更に深い意味を知るにはいい本です。
これと併せて岩波文庫の易経(上下)
を手元に置いて研究をしてます。
初心者からその道の方まで
★★★★★
旧仮名遣いが読むのに難点かもしれませんが、
それさえ何とかできれば、持っておいて損はない一冊かと思います。
易占より易の哲学的側面を学びたいという方なら、同じ安岡氏の「易と健康〈上〉易とはなにか」で十分かもしれません。
私はこれプラス「易 朝日選書―中国古典選 (1010)」を持っています。
こちらには原文と対訳とが併記されています。