立ち読みで済ませる内容
★★☆☆☆
吉田松陰先生が子どもに真っ先に教えた事は、履物をそろえることだと聞いた事があります。
重要なことですよね。
あたりまえのことを当たり前にやる、日本人の礼節としては重要だと思います。
そこからいいストロークが出て来ることもあるでしょう。でも内容は濃くないね。
「キレイだから掃除する必要がないのではなく、掃除しているからキレイなのだ」
感銘を受けたね、ここは。
後の方で出てきたけど、作者の道徳に対する理解がとても浅いのではと感じた。
がっかりだね。時間の無駄ではなかったけど。興醒めの一発だったね。
靴を揃える、という行為が潜在意識に与える重要性を説いた本
★★★☆☆
本書は一言で言えば「靴を揃えれば、それだけで心が整い、他の事にも細かく気がつくようになり人生がうまく行く」という事を説いている本です。その考え方は非常に素晴らしく共感できるのですが、たったそれだけの事を主張するのにわざわざ本を一冊使ってこのボリュームで説く必要があるのか疑問に思いました。本書は156ページ中5〜90ページが第一部として小説になっており、社会人の主人公がタイムスリップして江戸時代に戻り、靴を揃える重要性を知る・・というストーリーが書いてあります。その後の91〜156ページまでのわずか66ページ分が実質的に本書の教えが書かれている第二部となっています。
この著者が出している本はどれもそうなのですが、一言で済む教えや主張を本一冊分まで引き伸ばす才能は素晴らしいと思うのですが、この値段分の価値があるのかは疑問です。これ以上薄い本にしないために無理やり行間を開けたり小説を入れたのだと思いますが、そういった小手先の浅い考えは読者に見え透いています。できれば次回からはもっと濃い内容のある本を出版していただくか、正直に内容を詰めて薄い本にして安くして頂きたいです。
深い〜話
★★★★★
あっさり読んでしまってもすごくいい本ですが、じっくり読むといろんなとらえ方ができ、すごく身にしみる本でした。
普段の何気ない行動の1つ、「はきものをそろえる」ことで少しずつ何かが変わっていく。
履き物を揃えるなんて当たり前なんだけどなかなかできないことがわかりやすく、なぜすべきなのかが書かれています。
ほんの少しの注意で何かが変わるのなら履物だけでなくすべてに対して目を向けていきたい!これからやり続けていきたいなぁ、って思いました。そんな風に思える本でした。
心豊かに 簡単に
★★★★★
小さなことを、大事(おおごと)と捉える心のトレーニング。目的は、感動体質にする心を養うこと。
はきものをそろえる行動の影響・・・・・・
・ 生きている(はきものをそろえる)
↓
・ 清々しい氣持ちや心を添える
↓
・ 心を添える、とは、感謝が育つこと。
↓
・ 「生きているだけでありがとう」と思い、
さらに
・ ものごとには、問題でさへ両面(=陰と陽)があること
(危機には危険と機会の二者があり機会がチャンスをつなぐ)を知っていくと
↓
・ まごころ(感謝)と叡智(陰陽を知る)が、徳(人の喜び)につながります
美しい心(感謝=まごころ)が、行動によって育まれる。
すると、小さなことへの氣づきがある。
はきものをそろえる、という行動ソレ自体は、簡単なことです。
簡単で、つい見逃しがちです。
簡単なところに、ヒントがあります。
この本は、そういったことを氣づかせてくれます。
今、ここに、ある、= 生きている、そのこと自体が、幸せなんだ、ということ。
最後に
本のあとがきからの抜粋
・ はきものをそろえるという小さな行動が、あなたの心を「感動」や「感謝」に敏感にして、そ
れはやがて大きな変化となります。
・ もちろん続けられなくてもいいです。三日坊主で十分ですよ。乱れたはきものに気がついた時
そろえたくなった時にやればいいです。そのときが、あたなの人生が豊かに変わっていく始ま
りですからね。
・ はきものをそろえるとは、心をヒマにさせないために今すぐできる行動です。
・ 人生に変化といっても、ある時突然変わるわけじゃないんです。少しずついろいろな要素を巻
き込みながら動いていって、時期が来ると顕在意識で把握できる次元まで表れてくるというだ
けです。
運を良くしたい方は、
心を育む、という型から入っても良いと私は考えています。
( 陰陽五行説も大切ですが、心育ても大事、と考えています。心良き人へは、自然と応援
したくなります )
素晴らしいです
★★★★★
まったく素晴らしい本です。
はきものを揃えたくなります。
そう、頑張る必要はありません。
揃えたくなるんです。
いえ、揃えないと気持ちが悪いんですね。
読んで心がすっきり!実践して心がすっきり。
これだけの本はなかなかないですよ。
お勧めです!!!