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ジョアン・ジルベルト・イン・トーキョー

価格: ¥3,000
カテゴリ: CD
ブランド: ユニバーサルミュージック
Amazon.co.jpで確認
   ジョアン・ジルベルトの初来日は画期的な出来事だった。そのライヴ盤が発売されるとは、これまたビッグ・ニュース。当初、ライヴ録音の予定はまったくなかったのだが、当のジョアンが日本公演に大満足し、ぜひライヴ盤を出したいと言い出したのだそうだ。そのため、ここに聴かれる音はジョアンが個人的に聴くために録音されたDATが音源である。全15曲。そのすべては2003年9月12日の東京国際フォーラムAにおけるライヴ録音。この日のステージに一番満足しているからだという。当日は全23曲を披露したが、音質上の問題でボツにせざるをえなかった8曲を除いた全曲が、実際のコンサート通りの順にここに収録されている。

   ギター1本で淡々と歌うジョアン。これほどシンプルなフォーマットで、これほど深い世界を聴かせるアーティストは、ちょっとほかにいない。そのことをあらためて痛感させられるライヴだ。なおドリ・カイミの「アコンテッシ・キ・エウ・ソウ・バイアーノ」と10曲目の「ロウコ」はこれがアルバム初収録。ファン必聴の感動的ライヴ盤だ。(市川正二)

パッケージは最高。内容は。。 ★☆☆☆☆
非常に残念な内容です。パッケージだけ豪華で。
全体の雰囲気もいま一つだし、演奏も微妙な部分が多いです。
ジョアンのLiveではlive in montreuxの方が良いと思います。
ジョアンの作品は軒並み集めたって人だけ買えば良いかと。
語りかけるように奏で、そして聴かせる、最高のボサノヴァ ★★★★★
ジョアン・ジルベルトのギターと、流れるようなアントニオ・カルロス・ジョビンのピアノ、
それにかぶってくるスタン・ゲッツのサックス。
「Getz/Gilberto」というアルバムは何度聴いても飽きない、素晴らしいボサノヴァ・アルバムだ。
しかし、巨匠ジョビンの名前を冠に持ってこず、Getz/Gilbertoとしたのはどうしてかな?と疑問に思った。
今でもその疑問は解決しないままなんだけど。

アントニオ・カルロス・ジョビンという人はかなり高名で、"ジョビンに捧ぐ"的な作品も多い。
ただ、あまり知られていないと思うが、ジョアン・ジルベルトその人こそ、「ボサノヴァの神」と呼ばれている人だ。

Joao Gilberto in Tokyoこの「Joao Gilberto in Tokyo」というアルバムは2003年9月、
ジルベルトが72歳にして初来日した時の模様を記録したライヴ録音。
この日のパフォーマンスは、ジルベルト本人をして、
「こういうオーディエンスを何十年も探し求めていた」
「もしあのとき死んでいたなら、それは神に祝福された死であっただろう」
と言わしめたほど、充実したライヴだったようだ。
その場に居合わせた人が羨ましい。

聴き入るのも良し、浸るのも良し、勿体ない気もするけどBGMにしても良し。
とにかく、ジルベルトが語りかけるように奏で、そして聴かせる、最高のボサノヴァがここに。
素晴らしい臨場感溢れるライヴ ボサ・ノヴァの醍醐味 これに極れり ★★★★★
2003年9月12日の東京国際フォーラムでのジョアン・ジルベルト初来日のライヴが臨場感たっぷりに展開されています。

ライヴというものは一過性のものであり、瞬間芸術ですので、演奏者にとって出来不出来を修正できないのが辛いのかもしれません。ジョアン・ジルベルトがライヴでの録音の許可をなかなか出さないのはその完璧性ゆえのことですが、ファンとしては実に惜しいと感じています。この東京公演でもそうで、イパネマの娘、デサフィナード、フェリシダーヂ等が没になったのも録音の音質の違いによるせいだと宮田茂樹氏の4頁に渡る解説に書かれています。

ギターの弾き語りと歌だけという実にシンプルな歌唱ですが、それがとても雰囲気よく伝わってきます。軽みの極致ともいえるような肩の力の抜けた演奏ですが、それがまた他では聴くことのできない味わいでした。癒し系でもありましょう。流石にボサ・ノヴァの全盛期からずっと歌いつづけてきた神様の輝きは不滅でした。1960年代の声と全く衰えが感じられないのも不思議な気がします。

中原仁氏による収録された15曲の解説も参考になりました。このCDには結構珍しい曲が演奏されていますので、それを知る上で十分な助けになりました。

2004年に続き2006年にも奇跡的な3度目の来日が実現しましたが、アントニオ・カルロス・ジョピンやラナ・レオンがとっくに鬼籍に入られているわけで、ジョアン・ジルベルトが健康で歌い続けていくのを祈念しています。いつまでも長くボサ・ノヴァの素晴らしさを全世界へと広めてほしいと願っていますので。
DVDの発売が中止となった今では特に貴重 ★★★★★
2006年11月の再々来日公演の際に
DVDの予約を受け付けていましたが結局お流れ
ジョアンの日本公演を元にした作品は
初来日時の本作のみとなってしまいました。
イパネマの娘等有名曲が多数カットされているのがもったいないですが、
ウンブリアやモントルーの作品を購入すれば
ほぼ同じアレンジで補填できます。

元々公にするつもりがなかった録音とのことですが
音は非常に良いですよ。
本作の弾き語りWAVEは非常に秀逸です。
単調といえば単調ともいえるかもしれませんが
しっかり向き合って聞くとさらにその深さが感じ取れますし
仕事をしながらや友人とのおしゃべりのBGMとしても
耳触りのよい優れた音楽です。
あの日本公演がCD化 ★★★★★
私はジョアンについてはそれほど詳しいわけではないのだが、熱狂的なファンによれば、今回のライブ盤の発売は衝撃的な事件だったらしい。何故なら、ジョアンは病的な完璧主義者であり、スタジオ盤ですら容易にリリースすることがなく、ましてやライヴ盤をリリースするなど余程のことがない限りありえない話だからである。そんな彼が自らライヴ盤を発売しようと言い出したことから、ジョアンが日本での演奏を非常に高く評価していることが窺えよう。


ギターと声のみのシンプルこの上ない形態で行われた実際の演奏は、ボサノヴァの究極の形と言っても過言ではないだろう。初期のジョアンの音楽を聴くと、研ぎ澄まされた刃物を突きつけられているようなある種の緊張感を覚えたものだが、今のジョアンはそれすら通り越して、彼の甘美な狂気に無心で身を任せたくなってしまう。半世紀以上のキャリアによって、天才は洗練の極みに到達した。だからこそ、ギターと声だけで国際フォーラムの5000人の観客を感動の渦に巻き込むことができたのである。


ボサノヴァの巨匠がある種の境地に到達したことを証明したドキュメントとして、多くの方に聞いてもらいたい作品。唯一の難点は、値段が高いことぐらいか・・・・・・。


評価/100点中85点