楽しさいっぱいの本作は、あわただしいクリスマスシーズン真っただ中。「やる気はあるかい？」「もちろんさ！」思わずつられて答えてしまう、“ボブ・ザ・ビルダー”お約束の元気なかけ合いも、いつも以上にリアルに響く。子どもたちのパーティでサンタクロース役を引き受けることにしていたボブは、凍えそうな寒さと一面の雪に遭い、大変なクリスマスイヴになったことに気づく。そこに突然、雪に閉じ込められたピクルスさんからのSOSが。知らせを受けたボブとブーブーズ（ウェンディ、スクープ、ディジーはじめみんな）は、かかしのスパッドと一緒にあやしい“雪の怪物”の正体をつきとめ、立ち往生している家畜たちを助けるのだ。幸い、雪合戦とプレゼント交換をするだけの時間は残っていたが、今回の休暇の一番の収穫はたくさんの仲間達との友情。しっかりしたキャラクター設定と楽しく美しい動きのアニメーションが「ボブ･ザ･ビルダー」（Nick Jr.放映）を子ども番組の最高峰たらしめている。のみならず、このクリスマス特別編はTV番組の枠を越えた活気と元気を感じさせてくれる作品だ。（Tom Keogh, Amazon.com）