奇抜な衣装で子どもたちに大人気のオーストラリアのバンド、ザ・ウィグルズは、6作目にあたる『Dance Party』」で、盛りだくさんの陽気でおかしな音楽で就学前の子どもたちをもてなす。マレーとグレッグとジェフとアンソニーというオーストラリア版ビートルズとともに、踊ったり歌ったりできる15曲の魅力的な歌に加わるのは、おなじみのキャラクターたち、たこのヘンリー、犬のワグス、キャプテン・フェザーソード、そして、とても敏しょうな足の持ち主でパーティーの主催者でもある恐竜のドロシーだ。途方もないフットワークに加えて、ウィグルズの演奏の熱狂的なペースを覚悟してほしい（40分で15曲のビデオを集中して見続けられる人はいないだろう）。そしてさらに、以前の作品よりも洗練されていないのも覚悟してほしい。彼らの見なれない髪型やその他のものを見ると、彼らの初期の衣装やセットだと分かるが、だからと言って万人を楽しませ夢中にさせる魅力が弱まるようなことは決してない。事実、いつも以上にイカれたギャグや、数曲に登場する子どもたちの見事なダンスが、このビデオをザ・ウィグルズの作品中でもトップレベルに押し上げている。歌は「Can You Point Your Fingers and Do the Twist?」「Wags the Dog」「Five Little Joeys」「Di Dicki Do Dum」「I'm a Cow」「Do the Flap」「On Your Holiday」「Hat on My Head」「The Magic Bag」「Brown Girl in the Ring」「Georgia's Song」「Our Boat Is Rocking on the Sea」「Nicky Nacky Nocky Noo」「Dorothy's Dance Party」「The Big Red Car」が収録されている。（Tammy La Gorce）