クリスマス！ このたった一言で、1歳から6歳の子どもたちは金切り声をあげ、ダンスを踊り出すのだ。オーストラリアで賞を受賞した子ども向けのグループ、ザ・ウィグルズの出ている音楽でいっぱいの45分のビデオを見せて、クリスマスの興奮を抑えさせておこう。メイン・ボーカリストのグレッグ・ペイジ（黄色の服）が仲間のマレー・クック（ギター）とアンソニー・フィールド（ギターとトランペット）とジェフ・ファット（アコーディオンとキーボード）と一緒に、12曲以上の楽しい人気のクリスマス・ソングを披露。古い曲もあれば、新しい曲もたくさんあり、そしてほとんどすべての曲がビートをきざんでいる。このみんなで歌うクリスマス・ソング集が、他の同じようなビデオより優れているのは、それぞれ1～2分の曲の間ずっと、演奏者たちが踊ったり、演奏したり、笑ったりしながら発している心からの喜びのせいだろう。「Felice Navidad」や「Jingle Bells」といった曲のための、シンプルだが人目を引きつけるセットも、ザ・ウィグルスとその少年のような浮かれ騒ぎにはかなわない。多くの演奏に、妖精やトナカイの衣装を着て、同じように踊る子どもたちが参加し、グレッグ、マレー、アンソニー、ジェフたちと同様に、心から楽しんでいるようだ。とても気に入ったのは、ミュージカル版のキリスト降誕劇を演じる前に、アンソニーが子どもたちのうち数人を紹介し、その子たちとおしゃべりをする場面だ。最後の数分に「The Wiggles Big Show」からの「Wiggly Christmas Medley」のライヴ演奏が収録されている。楽しそうに踊る子どもたちが大勢いる満員の聴衆は、グループが人気である証拠だ。（Liane Thomas, Amazon.com）