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MORSE〈上〉―モールス (ハヤカワ文庫NV)

価格: ¥819
カテゴリ: 新書
ブランド: 早川書房
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このあとどうなるのか ★★★★★
オスカル少年との友情や愛情やら、と、
殺戮シーンの残虐さ、小児性愛だとかの嫌な感じ、
多彩な登場人物の数々やらで、
「このあとどうなんの!?この人もあの人もどうなんの!!??」っって、
ぐいぐい読んじゃいます。
人間とヴァンパイアの友情物語と言えば、
「ちびっこ吸血鬼シリーズ」ですが、
こちらは子供向けなだけあって、吸血鬼の栄養摂取に融通も効き、
深刻さはございません。
しかし、この「MORSE―モールス」は、
「現代の世界でヴァンパイアがどう生きて行くか」を深く捉え、
年を取らずに永遠の時を彷徨い続け、
しかし光のもとにはいられないという儚さやら、
生きて行くための生業の残酷さやら、寂しさ悲しさが、
ビシビシ伝わってきます。

個人的にはエリの過去をもっと知りたかったー。
「スタンド・バイ・ミー」の吸血鬼版 ★★★★☆
スティーヴン・キングの「スタンド・バイ・ミー」の吸血鬼版とも言える作品で、非常に楽しく読む事が出来ました。

展開もスムーズで、ぐいぐい引っ張られてゆく様な感じです。
そうしたスピーディな展開の中に残虐性があり、逆に子どもたちの描写の中にも純粋性と残虐性が同居しています。
物語は、エリと言う謎の少女の存在を中心にミステリアスに展開して行くのですが、ベースの部分では主人公オスカルの成長ドラマにもなっています。

ただ、登場人物が多く、早い展開と相俟って、なかなか人物関係を掴みにくい感じがしました。
それはスウェーデンの小説と言う事で、名前に馴染みが無いと言うことがあるかも知れませんが・・・。
ジュヌヴィエーヴには負ける ★★★★☆
吸血鬼ものとしては新機軸って言えば新機軸なのに、お約束もきちんと守っていて、
少年向きの読み物として良くできています。
が、これはもう仕方のないことかもしれませんが、やっぱりキム・ニューマン創作の
ドラキュラ紀元シリーズに登場するジュヌヴィエーヴほどの魅力が無いのは残念。

ちなみに映画は説明不足なので、原作を読んでから観るが吉。
内容は素晴らしいが・・ ★★★★☆
もともとお話自体、面白いものでしたし、
私は映画の「Let The Right One In」から入ったので、映像の補完という意味でも
大変楽しめました。(映画では、エリの傷跡等の説明が一切されない)

ただ、翻訳がメチャクチャです。意味の分からないセンテンスが突然挿入されたり、
台詞もヘンです。

「君の友達に警察がまもなく到着する、間違いなく彼と話したがるだろうといってくれないか」
とか。
今時、中学生でもこんな訳書きませんよ。英語翻訳版を元にしたとのことですが
英語に抵抗なければ、英語版を直接読んだ方が良いと思います。

なんでスウェーデン語から直接翻訳しなかったんだろう。残念です。
切なくて美しいホラーです ★★★★☆
北欧の暗さ、少年の息苦しさ、無垢なふれ合いとコントラストを成す殺戮シーン。
と言ってしまえばそこまでなんですが、良かったですよ。
吸血鬼ものはどうしても手に取っちゃうので(ええ、トワイライトまで手出しちゃいましたよ、40代にして・恥)まあ半分くらいの期待で読み始めましたが、この泣ける感じなんて全盛期のスティーブン・キングと例えられるのも良くわかります。

ハリウッドでリメイクされるということですが、オリジナルのLet The Right One Inの方を見たいですね(YouTubeでトレーラーが見られます)。
でも絶対に読んでからだな・・・先に観てから読んだら色あせちゃうのが心配・・・

少女の心を持つお父ちゃん・お母ちゃん・おねえちゃん・おにいちゃんにお勧め!
但し、アン・ライス級を期待してはいけません。