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ドリームガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

価格: ¥2,625
カテゴリ: DVD
ブランド: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
Amazon.co.jpで確認
重いテーマに面白さを見い出せるかどうかが評価の分かれ目だろう ★★★★☆
3人組の女性シンガー「ドリーメッツ」を中心にした
1960年代のアメリカを描いた話。
序盤だけを見ると「ドリーメッツ」がメキメキと売れていくサクセスストーリーかと思うが、
実際には60年代アメリカでの白人と黒人との確執を強く表現したもの。

そのため、当時の黒人が白人から受けていた迫害ぶりや
逆に黒人たちが歌にメッセージを込める気持ちなどを知っていないと
面白さや理解度が半減してしまう。

当時の黒人はまさに奴隷的な扱いを受けていて
黒人たちの主張や言動を白人は白い目で見ているし、
何もかもを奪おうとする白人を黒人は目の敵にしている。

本作の主役である黒人たちには自分たちが守るべきもの、
譲れないもの、捨ててはいけない想いがあり、
それらを投げ出して白人に媚びるようなことに
かなり抵抗を持っている、というのを理解しておかないと
登場人物たちかなぜそんなに反抗的な行動をするのかがわからなくなる。

もともとミュージカルが原作ということもあり、
例によって劇中、唐突に歌い出すということに抵抗があると厳しいが
歌そのものは素人が聞いても凄さがわかる素晴らしいもの。

前半はすさまじいテンポでドリーメッツがのし上がっていく様子が描かれるが
この映画の本編は中盤以降であり、
重いテーマに面白さを見い出せるかどうかが評価の分かれ目だろう。
ビヨンセに魅せられました ★★★★★
公開当時、この作品3回観にいきました
スペシャルエディションも買いました
自分がコレだけこの作品にハマるとは正直思っていませんでしたが
それは個人的にはビヨンセの圧倒的魅力につきました

この映画はストーリーが普通とかベタだとか
いう評を聞きますが
そんなありふれた意見なんか遥かに凌駕するだけの魅力があると思う。
彼女達の動き、魂の叫び
すべてに迫力があって大画面に釘付けになること必至ですよ。
映画ってのはどれだけ観る者がトリップできるか、なのだから。

女のこ3人組グループ「ドリーメッツ」は
ダイアナ・ロスの在籍していた「シュープリームス」が
モデルと言われています。
ダイアナにあたるのはもちろん、ビヨンセ演じる
ディーナ。シュープリームスはもともとフローが中心の
グループでドリーメッツも
エフィ・ホワイトという女性がリード・シンガーだった。

実力、ソウルさはもちろんエフィがディーナより
数段上。でも、エフィの自己顕示欲と才能、「黒さ」が
「売れる」のには邪魔だった。
そこでエフィを潰しディーナを自分の女にしリードシンガーにチェンジさせたプロデューサー、カーティスがいた。
彼によってグループが空中分解したあと再起
をかけるまでの人間模様、葛藤がとても面白かったワケですが、物語はビヨンセのディーナよりエフィの方が
断然キャラとして立っているように思います。

なのにこの映画の魅力は完全に「ビヨンセ」!
エゴを殺して、ファミリーのために尽くす
彼女の健気さがきっと日本人にも受けていると
感じます!
ビヨンセの美貌は凄い迫力。曲はシュープリームズのレベルではない ★★★★☆
ダイアナ・ロスとシュープリームズを彷彿させる女の子三人組がスターダムにのし上がり、モータウンから白人マーケットまでを席巻していくプロセスの話。見所はアメリカン・アイドル出身で、この映画でアカデミー助演女優賞を受賞したジェニファー・ハドソンの歌唱力と圧倒的な存在感なのだろうが、私はダイアナ・ロス役というかディーナ(明らかにダイアナを意識したネーミングである。DinaとDiana)役のビヨンセ・ノールズの美貌に驚いた。この頃、美女にやられやすくなっているのだが、これはおじさんになっている証拠であろうか。まあ、おじさんなのでしょうがないが、ビヨンセの美貌には相当の迫力がある。ダイアナ・ロスもとてつもない美貌の持ち主であるので、彼女の役をこなす女優を探すのは難しいと思われるが、ビヨンセだと説得力がある。しかし、映画であり、著作権の問題もあり難しいのであろうが、やはり曲はシュープリームズの曲をコピーしてもらった方がよかった。曲は決して、悪くはないのだが、あのシュープリームズの曲のレベルにはない。この点は残念である。
これぞエンターテイメント ★★★★★
すごい迫力である。ミュージカル映画は「あの俳優さん歌上手い」と驚くことは多いが、これはまさに「歌が歌える俳優」を超えた出演者たちである。
ジェレミーーフォックスやビヨンセ、ジェニファーハドソン、そしてエディマーフィー、とにかくすごい!
ジェニファーは歌には震えがきたし、ビヨンセは現実離れした美しさにも驚き!
エディも器用な俳優ではあったが、ここまで頑張るとは。。。
まるで舞台でミュージカルを見ているように引き込まれてしまった。
ジェニファー演じるエディの悲しみにみんな共感するだろう。
彼女は本当にすごかった!
彼女がやたら注目を浴びる中、ヒロインを演じたビヨンセ彼女にも拍手を送りたい。
ビヨンセも(役柄上少し声量を抑えたらしいが)役になりきっていた。人形のような容姿そして絶対的な歌声。
ダンスシーンも見所あるし、アメリカのエンターテイメントのすごさを感じた。
歌って踊って大満足 ★★★★☆
明快なストーリーで、すかっと明るい気分になりたい方にお薦めです。

本作はその内容よりも先に、「『アメリカンアイドル』のジェニファー・ハドソンが出演!」「ジェニファー・ハドソンの家族が殺害された!」といった周辺的な話題やイメージの方が印象的ですが、実際に観てみると、次のような気づきがあります。
・エディー・マーフィーの存在感。見事な歌いっぷりと成功・挫折・転落。
・ダニー・グローバーの渋み。『リーサル・ウェポン』マータフ役+アルファの老練さ。
・ジェイミー・フォックスの妙なインチキ臭さ。業界に「いるいる」みたいな。
いずれも秀逸です。

このように音楽の専門的なことが分からなくても、それぞれのキャラがきっちり立っていて、かつ絶妙なバランスで物語が進行するので、観ていて安心です。もちろんビヨンセ・ノウルズ、ジェニファー・ハドソン両者の一歩も引かない演技は、言うまでもありません。
以前『シカゴ』を観て、「リチャード・ギアってすげぇな」と思いましたが、そういう俳優の新たな一面が削り出される(俳優の熱意と努力が行間に溢れる)作品という意味で、本作は観る者をスカッとした心地よい気持ちにさせてくれます。