すいません、小林政広監督は好きなんですが、荻野目慶子のオーバーな演技に拒絶反応が出てしまいました。

　NHK教育「ＹＯＵ」の司会をしていたころの荻野目慶子は、知的な雰囲気で、透明感のある女優として注目していたが、愛人の自殺騒動、深作欣二との不倫などですっかりイメージが変わってしまった。もちろん、彼女の演技力や存在感については文句の付けようがないものの、男として見たときに「怖い女性」なのだ。エキセントリックな役柄で登場することも多く、この作品でも「貞淑な人妻」というイメージはない。そのために「監禁・飼育」という状況にはほど遠く、シリーズの中でも特異な位置にあると言っていい。
　官能的ではあるものの、これは「飼育」ではない。最後までハルミの意思が見え隠れしているのだ。三つ子の魂百まで、と言うべきか、鉄は熱いうちに打て、と言うべきか。インプリンティングできるのは若いうちである。

このシリーズは香港編〜がわりと良かったので見てみましたが...。
北村一輝が理髪師役の荻野目慶子に惚れ、監禁。
雪国が暗い設定にマッチしててちょっと切なかった。
荻野目さんが田舎の理髪店でパンプス履きながら髪をカットに、そりゃ嘘っぽいよ！と一人ツッコミついしてしまったんですが（笑）

昨年からこの作品は気になっていましたが、やっと見る機会が訪れました。話の流れは、良いとも悪いとも言えませんでした。観察力の肥えた人と一緒に見ると、北村一輝さんと竹中直人さんの行動や台詞を別の視点から見ると二人で笑ってしまいました(゚_゚)(。_。)一人で見ていたら、別の視点から見て笑うことは無かったと思います(・・;)

飼育というタイトルには違和感があるものの…個人的にはかなり好きな作品になりました。やはり北村一輝の演技力が素晴らしかった。北村がお得意とする危険な男という要素はなく、とても優しい印象をうけました。荻野目慶子も多少違和感を感じた面があるものの、巧く演じきれていると思います。正直、ジャケットを見ると期待しがちですがラブシーンはエロくないです。雪景色が手伝っているせいもあると思いますが、二人が愛し合っているシーンにもどこか淋しさが残ります。最後…幸せをつかむ寸前にして訪れる別れなども、決して涙する事はありませんが切なすぎます。北村一輝がお好きな人にはお薦めです。

敏速に対応していただき、ありがとうございました。 商品には、満足しています。