本の動物園
★★★☆☆
「グレイシリーズ」の最終章。切ない別れまでの闘病と家族の関係。グレイにかかりきりになった「絵描き」そして娘たち。でも、遠くへ旅立ったグレイは、やはりかけがえのない家族の一員でした。
おサルの本屋
★★★★★
グレイ3部作完結編。
もう涙・涙・涙です。動物を飼えば避けることはできない別れ、その悲しみ以上の幸せ。それらをひしひしと感じる作品です。ぜひ3冊全部を読んでいただきたい。
虹ヶ丘三丁目
★★★★★
グレイ3作の第3作。
犬と一緒に居る幸せ、病気の不安、そして・・。人に愛される犬と、その犬を愛する人たちの姿がそこにある。犬を飼うってこういうことなんだな、と3作読んで思いました。私もこの作者のように、一緒に居られる一瞬一瞬を大切にしていきたいです。
霧々書店
★★★★★
グレイシリーズ最終作。ゆえに、ちょっと悲しい場面も多め。でも、生きるものに必ず来るものを教えてくれる一冊です。
図鑑屋【遊覧航路】
★★★★★
グレイシリーズの完結作。永年側にいた存在が亡くなるというのは、それが人にせよ動物にせよとても悲しいものです。絶対に悲しむから飼わない方が良いというのはナンセンスだから、私も犬やフェレット共に生きてきました。死はやっぱり悲しくて、どうしようもなく落ち込んでしまうけれど、良かったなぁ、楽しかったなぁ、ありがとうなぁと言えるように、いつも可愛がっていこうと思うのです。ただ単純に可愛いというのではなくて、死まできちんと描いてみせたこのシリーズは、飼い主の心を打つ、とても貴重で読み応えのあるものだと思います。正直、不覚にも泣いてしまいました。
本道楽
★★★★☆
抱きしめても抱きしめても指のあいだからこぼれていく時間と生のかけら―「今その瞬間のグレイ」を刻みつけたノートとスケッチを遺して、ほんもののグレイは風になってしまった。犬が描かせたスケッチ帖、三部作の完結篇。ここで初めてグレイが天国へと旅立つ瞬間が語られます。
気ままな時間
★★★★☆
三部作の完結編。たった5歳という若さでお別れしてしまったグレイとの最後の日々を描いています。病気との戦いは、涙なくして読めないかもしれません。絵がとっても可愛くて素敵です。
ごく個人的な書店
★★★★★
『ひとりの絵描きの物語であり、ある犬のほんのしっぽの物語』(後書きより)。3つの本のシリーズ中、こちらは最後巻。ペットを飼うと避けられない老いと病と別れがグレイと家族にやってきます。特に「ふるやのもり」の章は病の家人(犬)を抱えた家族の不安と怒りの様子が切ないです。著者の伊勢英子さんは「モモちゃんとプー」シリーズの挿絵も手がけていたことは後で知りました。2つのシリーズがつながり個人的にはすごく嬉しい。