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マクロ経済学の基礎理論 (新経済学ライブラリ)

価格: ¥2,625
カテゴリ: 単行本
ブランド: 新世社
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シンプルかつ明確な定義が美しい ★★★★★
 理工書の記述に慣れた理系学生が経済学を学ぼうと思うならこの書を推奨する。マクロ経済に不可欠な定義を知るにはもってこいである。
 同作者の同シリーズ「ミクロ経済学」とともにあいまいさが排除され、大変シンプルに本質を示していてわかり易い。
用途がはっきりしている。 ★★★★☆
 本当に用途がはっきりした本。
 たくさん教科書はあるけれども、これだけはっきりと要点をまとめてくれた本は少ない。
 私は、一冊分厚いマクロの教科書を使って、この一冊で重要なポイントを繰り返し復習するというやりかたをとっている。
 こういう使い方をするには、非常にいい一冊だ。
演習としてはよいのでは? ★★★☆☆
例題や問題も豊富でマクロ経済学の演習としては最適な本ではないかと思う。
内容としては、動学や期待に関する記述などが数式でモデル化されていて
上級のマクロ経済学への橋渡しとしてちょうどよいレベルであると思う.しかしながら、少しケインズ体系によっているように感じる、
学部マクロの最高峰 ★★★★★
学部向けのマクロを理論に絞ってコンパクトにまとめた良書.

マクロの教科書は理論と実例データの両方を詳しく論じると開くのも嫌になるくらい分厚くなってしまう.しかし,本を薄くするとどちらかが中途半端になってしまう.その点この本はコンセプトがはっきりしていて好感がもてる.

用語説明や実例が豊富な入門書を読んだあとに理論を詳しく知りたくなった人,短期間で学部マクロの理論面をマスターまたは復習したい人には最適である.また,例題と練習問題が豊富なので院入試や公務員試験にも適している.数学レベルもそういう読者層に適度(または少々高度)だと思う.

ただ,あくまでスタンダードな構成をとっているので,動学的な上級マクロとは少し距離があると思う.院レベル以上のマクロを目指す人は,この本より難易度は高いが,齋藤誠『新しいマクロ経済学』のほうが適しているかもしれない.

入門書と上級書の橋渡しに最適 ★★★★☆
 マクロ経済学は、何とも悩ましい分野だ。ミクロと違って様々な学派が存在し多種多様な議論を学んでいかなければならない。さらに、近年のマクロ理論の発展は動学的最適化理論など高度な数学的素養の援けなしに理解は不能である。

 このような理由で、初級を終えた学習者が上級に進むときに「挫折」しがちだ。これはマクロ経済理論学習書の橋渡し的な文献が圧倒的に不足していたことにもよる。本書の存在意義は、まさにそのような初級から上級への橋渡し的機能を担うことにある。

 本書の全体を通じたトーンは、中級レベルのミクロ既習者になじみの深い分析手法(比較静学)により特徴付けられている。このことは、本書が公務員試験など資格試験受験の準備にも有用な学習ツールたらしめている。
 難点を挙げれば、最終章の最適成長モデルの叙述が簡潔すぎる点。上級レベル議論の出発点となるだけに丁寧な解説が望まれる。