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最後の恋は草食系男子が持ってくる

価格: ¥1,260
カテゴリ: 単行本
ブランド: マガジンハウス
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女性向けですが男性に受けそうですね ★★☆☆☆
この本の主張を大雑把にいえば「女性はもっとやさしい男性のよさを理解して、素っ気なくされても気にしないで積極的にアプローチすべし(雑すぎる要約ですが)」という感じでしょうか。何を勝手なことを言ってるんだと思われても仕方のないことと思います。別にあんたに惚れる義理なんてないと言われればそれまでのことでしょう。こんなスタンスなので女性より男性に受ける気がします。
前著「草食系男子の恋愛学」が結局のところ、草食系男子に積極的にアプローチする女性がいない限り、「好きな人に振り向いてもらえる本」として機能しないため、この本を書いたのかなと勘ぐってしまいました。
草食系の生態をやさしく解説した本 ★★★★☆
作者本人が草食系だったというだけあって、草食系に注いでいる目はとても優しいと思います。
豊富なQ&Aやインタビューを通じて草食系の実態を解説しています。

有用なのは「草食系が何を考えているのか」というところを解説しているところだと思います。またインタビューからも女性にはわかりにくい男性心理を懇切丁寧に解説しています。
自分が関わっている草食系男子と重なる所も多々あるので、疑問が氷解する女性も多いと思います。
どうして告白してくれないのか、どうしてメールの返事をしてくれないのか、といった女性としてはズバリ知りたいことが書いてあります。

一貫して貫くテーマは「相互理解」です。以心伝心ではなくきちんと言いたいことを言葉にして伝えること。こうして欲しい、こうしてあげたい、という素直な気持ちを相手に伝えること。伝えることで相手は安心する。心からの信頼関係が構築できるようになる。

これからは女性も男性と同じように相手をリードし、気持ちを汲み取ってあげる努力をしなくてはならない、と作者は言っています。男性に何かしてもらう、のが当たり前ではなく女性の意識も変わるべき、と説いています。
草食系男子は女性が思っている以上に男女平等意識が高いようです。女性のことをひとりの人間として対等に見てくれる草食系男子は、まさにお付き合いしたい理想的な男性だと気付かせてくれました。
さて、作者の真意はどこに? ★★★☆☆
正直、『草食系男子の恋愛学』は読んでいていい気がしなかった。「これまでにない」と自画自賛を繰り返しつつ、実際には「女の人間性を尊重しろ」といった陳腐なキレイゴトが並んでいるだけの書であったから。そこにあるのは世間知らずな老人が「普通の男」を「男尊女卑主義の豚」であると妄信して、「草食系男子」という「男女平等な新人類」が出てきたのだという妄想を抱いている図であった。
さて、本書。読んでいてそんな不快感を感じなかったのは「草食系男子」の立場に立って書かれていたからであろう。内容は「女たちも男にリードさせるばかりでなく、自分たちも男をリードしろ、主体性を持て」との一文に要約できる。作者がフェミニズムを勉強するうちに女のずるさを発見、糾弾する側に回った、男性の本音の書とも読めるのだが、果たして?
限りなく「友愛」に近づく男女関係 ★★★★★
よくあるハウツー本ではなく、とても真面目な本。ウェーバーの「理念型」を援用して、著者は、男子を8タイプに分類するが、生身の個人がどれかにぴったり一致するわけではない(p16‾33)。全体を読んでもっとも印象的だったのは、「相手と楽しく話をしているときが一番幸せ」という、草食系男子の女性観である。性愛よりも友情こそが幸福の鍵なのだ。女性向けに書かれた本だが、若いとき草食系男子だったという著者の筆致は優しい。4人の草食系男子との著者インタビューも面白い。「どのタイプがいちばん女性を幸せにできる草食系なのでしょうか?」という女性の問いに、著者はこう答える:「それは付き合っている女性との相性によると思います。男女の関係には、もう、ありとあらゆるバリエーションがあります。8種類の男子のうち、どのタイプがいちばん女性を幸せにできるか、誰にも分りません。どれがいいとか断言するのはインチキ心理学者です。私は、草食系男子の方が肉食系男子よりもいいとは言っていません。いろんなタイプの男性と女性がいて、それぞれが、それぞれの仕方で幸せになっていけるのが理想だと思います。」(187) こういう肩の力を抜いた生き方が、もっと普通になってほしいものだ。