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浦島太郎の真相―恐ろしい八つの昔話 (光文社文庫)

価格: ¥620
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
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ビックリします ★★★★☆
ほんとなの?と疑ってしまいます。知っている昔話が崩れます。
東子さんの続編です。 ★★★☆☆
タイトルに謳うほど恐ろしい話ではありませんでした。
相変わらず鯨氏のちょっと変わった切り口が
非常に心地よく面白かったです。
新解釈に氏の優しさを感じる話でもありました。

ただ前ふりがちょっとくどく長く
前作より読むのが少ししんどいかな。
多分男性陣3人の設定年齢は同じくらいのはずなのに
前ふりの話題についていけなかったせいだと思います。
逆についていける方には物語の面白さと合わせて
倍以上面白いと感じるかも。
こんな解釈もあり! ★★★★☆
日本の御伽噺を新解釈で切っていく。
そしてそれと絡ませて
工藤が抱える難事件の犯人の『心のアリバイ』を
解明していく。
その新解釈が目からうろこで、なるほど、そんな解釈もありか、と
前作同様驚きの連続でした。
言われれば、そういう解釈もできるなぁ〜と感心しきり。
鯨さんすごいですね。

そして本編とは一見関係なさそうに進む
ヤクドシトリオの思い出話、トリビア合戦。
40代の人たちには本当に懐かしい、
それ以外の人たちには「???」な内容ではあるけれど、
微妙に年齢の近い自分には
かなりかぶるも話もあって
こちらはこちらでかなり楽しめました。
そしてその無駄話が実は事件の話しへの前振りだって
言うこともまたよく考えられているな、と感心しました。

前作同様、こちらも面白かったです。
浦島太郎物語の真実に泣いた! ★★★★☆
なんか表題作の、浦島太郎についての新解釈に泣きました!
SFチックな解釈とか色々見てきましたが、視点をグルリと変えたこの解釈は、かなり新鮮!
これだけでも買ってみた甲斐はあったなぁと思わされました。

ただ、サルカニ合戦やカチカチ山に関しては、呈されている疑問に関しては、「言われてみれ
ば、不思議だなぁ」とは思うものの、それに対する解釈は、ちょっと物足りないかな?

でも、各話冒頭のトリビア合戦が、全然本筋に絡んでないかと思いきや、実は本書全体のテー
マに深く絡んでたという構成はお見事!

前作の「殺人メルヘン」と違って、最後の後味も悪くないので、僕としてはオススメなんです
が、逆にそれが、「食い足りない」という印象を与えるかもしれませんね。

それはそれとして、僕も東子さんと飲んでみたい〜〜w
もう一ひねり ★★★☆☆
往年のわくわく感が戻ってきている。歴史の新解釈は、著者の真骨頂なだけにもっと底をさらって欲しいと思う。鬼については、「鬼の話」の方が面白かったかもしれない。