愛情が感じられる本
★★★★★
本を読み終えて、最後の編集後記を見て、涙が止まらず、たまらなくなってパソコンに向かいました。
リンコさんのインタビューを掲載すべく努力して下さった編集の穴沢さんにどうしてもお礼が言いたくて投稿します。
このレビューを見てくださることを願っています。
RC解散から今まで、この20年間、ずっとリンコさんの言葉が聞きたくて、どうしても聞きたかったので、
頑張って下さって本当に感謝しています。
悩んだ末にコメントして下さったリンコさんにも感謝します。今の思いが聞けて嬉しかったです。
バンドリーダーの清志郎ではなく、幼馴染みの清志として最期まで思い続けていたことがわかった瞬間、
涙があふれて止まりませんでした。
RCファンにとってリンコさんはやはり特別な方です。
最高の本をありがとうございました。
リンコさんの話が載っています
★★★★★
編集後記に、音楽業界を離れ直接連絡がとれなかったリンコさんに合間をぬって手紙を書き続けた、校了直前に携帯に電話があった、感激は一生忘れられないと感謝の想いがありました。
編集者の熱意とリンコさんの葛藤の末決意の連絡。
それだけでこのムックの素晴らしさが伝わると思います。
個人的には、自身が多感な頃から聴いてきており、まだまだ涙無しでは読めないことが多いです。
いつでも夢の中で逢える
★★★★☆
約3分の2のぺージが清志郎ゆかりの人たちのインタビュー、寄稿、対談等で埋め尽くされている。
やはり他の方々が指摘されている通り、購入動機としてはチャボやリンコさん(!)のインタビュー目当て・・といったところか。
そして、坂本龍一の言葉の重さ、奥田民生の軽妙なポジション、三浦友和の清志郎に捧げられた限りない愛情に、特に目を引かれた。
残念な事に、最近の物なのだろうけれど、寄稿やインタビューが"いつ"行われたのかが、ほとんど明記されていない。
特に山口冨士夫の寄稿など、本人のスペイシーな言動も相まって、すごく古い物のようにも見える。
清志郎の持ち物の資料的な意味では申し分ないが、"読み物"としてはもう一つ親切・適切ではない点を差し引いて星4つ。
清志郎が健在だったら、G2を除いた黄金メンバーでとっくにRCは再結成していたんだな・・。
ちょうど少し上の世代
★★★★★
済んでいる地方が違ったため、RCサクセッション時代の音楽は、あまり聞いたことがなかった。
本書を読んで、意識していなかっただけで、いろいろ聞いていたことが分かった。
また、交友関係もよく分かり、一人の人を支える周りの力のすごさを感じた。
それ以上に、忌野清志郎さんのすごさを思い知りました。
音楽家として。
芸術家として。
一人の人間として。
ショービジネスのエンタテナとして。
ヴィジュアル系と言われる最近の音楽家の方々の、教祖といってもいいかもしれない。
ヴィジュアル系が、ヴィジュアルだけでなく、音楽と信念の3拍子が必要だということが確認できた。
20年近くも、ベースだけを弾いてきた男です...
★★★★★
とにもかくにも、リンコさんの言葉を聞きたくて買い求めました。日々の泡立ち以来だ。
Rockin'On追悼本でチャボが、リンコさんの位置をチャーリー・ワッツに例えていた。あまりにもチャボらしい、お馬鹿で確かな、嬉しい例え話だ。僕らはずっと、リンコ・ワッショのベースの音を夢に見ながら、生きている。
ほんとかデマか、ネット上では「現在は左官らしい」と、出来すぎた話がコピーされまくっている。インタヴューを読んで、想像するしかなかった彼の生活の匂いが、言葉のひとつひとつに感じられました。リンコさん、編集部、ありがとう。でも「俺にとっては栗原清志のままなんだ」ってタイトルは、ねぇと思うぞ。
彼のベースが大好きだった。RCにしかいられない男だったとしても、だ。RCを何かの歴史の起点に置くような表現はよく見かけるし、その気持も分からないではないんだけど、RCはRCでしかないよ。たぶん僕たちは夢を見つづけることしかできないんだけど。
ねえリンコさん、チャボ、「雨上がり」を録り直さないか?