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ロックで独立する方法

価格: ¥1,764
カテゴリ: 単行本
ブランド: 太田出版
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既視感 ★★★★☆
隔月雑誌QuickJapanに連載されていた記事をまとめたものです。山崎浩一による、久しぶりの仕事となりました。ただインタヴューの時期は2000.6〜2001.8と、晩年の清志郎を思うと微妙な時期の告白となっています。
私は「ロックで独立する方法」というタイトルに馴染めずなかなか手に取れずにいましたが、このタイトルは清志郎自身による発案であったそうで、そうなると意味が全く異なります。あの時期に考えられたタイトルだとすると、さらに微妙かな。ラフィー、大好きだったけど。今まであまりなかったタッチの発言はありますが。
願わくば、2004年頃以降の彼の言葉として「独立する方法」を聞きたかった。もっと違うニュアンスでこういうことを語れた、かもしれない。清志郎と握手すると、ふにゃっとした柔らかい、掴みどころのない握り方をする人でしたが、どこか掴みどころのない、茫洋とした読後感は残りました。長年のファンであれば、既視感はあると思います。
すべてはALRIGHT ★★★★★
これは素晴らしい本です。
僕は3年前に起業した、零細企業の経営者ですが、今も「勝つか死ぬか」みたいなギリギリの状態にあります。
そんな中で読むと、第六章「独立は自由か面倒か」は、ヒリヒリ胸が痛むし、又「僕も頑張らなきゃ」と勇気ももらえる。
現在そういう環境にない人には切実じゃないかもしれないけど、ホント全部を「自分」が決めなくちゃいけないって、とってもつらいんですよ。
夢を持って未来を語ろうと思っても、清志郎の言うとおり、周りは「数字の奴隷」ばっかだし。
でも、負けないでやろう!って勇気をもらえる(しかも清志郎から)んだから、夢を叩き潰されそうでヘコんでる人は読んだほうがいい。
すべてはALRIGHTだっ!
生き方としてのロック ★★★★☆
 最初は「RCサクセション」ヒストリーとして、忌野清志郎ヒストリーとして興味を持った。

 実際、その希望に沿うような話も多かった。その点でも満足出来た。

 でも、それ以上に読後に満足出来たのは、まさにロックで生きていくためのマニュアルというか指南書の部分。ロックでの独立希望者に対して突き放した感じを受ける箇所も多々あるが、それ以上に自身の経験を基に真摯に語っている箇所は心に沁みた。

 それとアヴァンギャルド/コンテンポラリー問題は永く語られるべき問題だと思った。この本に影響を受けた次の世代のアーティストが同じ題材で、本を出す機会があったら、是非触れて欲しい話題です。岡本太郎→忌野清志郎→次の世代のアーティストという系譜になればいいと思います。

 実名を出しての、「ロックここだけの話」も面白かった。真偽はわからないような話が多かったけれど(細野晴臣絡み多し)。
人間“忌野清志郎”に興味がある方、必読。 ★★★★★
“KING”のジャケット写真を撮られた佐内正史氏による巻頭の写真が素敵です。今まであまり目にしたことがないような清志郎の写真ばかりでした。
この本で語られているのは、自分自身と自分が求めて止まない音楽に何処までも忠実であった男の生き様です。そしてその美しい結晶が彼の作った数々の曲。歌同様、その発言にも独特な魅力がある清志郎の人となりが各ページから垣間見えるのでとても楽しく読めました。
ただ残念に思った事がひとつ。編集をした山崎浩一氏も言っていることですが、清志郎自らがこんな本を出したいと希望していたのだから、もっと早く出版して欲しかった。彼自身が晴れて出版されたこの本を手に取ることが出来ていたら、どんなにいいかと思いました。


ロックじゃない独立を考えてる人にも ★★★★★
5時間も並んで清志郎と別れたあの青山ロックンロールショウから数ヶ月。
未だ自分の親類が逝ったかのように感傷的な日々にこの本と出会いました。

清志郎に「独立」する方法を尋ねるというコンセプトがとても面白い。
純粋にアーティスト忌野清志郎の内面を見るという読み方も出来るし、
もう1つは、清志郎流芸能界をはじめとした混沌としたビジネスの中で
独立して生きていくことの心構えや気をつけた方が良い事を清志郎の
穏やかな口調で綴られています。
私は経営者ですが、実に、この本は「実践的」です。
バンドを会社に置き換えて読むと、非常に参考になります。

なにせ、清志郎の実体験から語られる内容なのですから。
そこいらのビジネスノウハウ本は裸足で逃げ出してしまう熱い内容です。

この本は、そうした独立開業/ビジネスノウハウ本的な
側面を持っているし、小手先のテクニックではなく、困難な時を乗り越える
心構えや、どう行動していくのか、清志郎がやって来た事を読めてたいへん面白い内容です。
清志郎ファンのみならず、悩める社会人に読んで欲しい内容です。
ロックに限らず「よし!独立してやろう!」と考えている人は、この本を読む事をオススメします。
清志郎がこんなにも自分の活動をビジネス面も含めて赤裸裸に話している本は他には有りません。

「今なら話せる 中途半端で終わったバンドの実情 フィクションも織り交ぜつつ 
あること なかったこと つまり 本当のこと」

いつかTVで歌っていた曲を思い出しました。