一気に読んでしまった。
問答無用で面白い！

表紙の顔写真が印象的であるが、内容はもっと印象深い。
研修医の目を通して見たリアルな医療ドラマが肩の凝らない文章でつづられている！
大学病院のリアルな裏事情、一人の人間としての医師たち、筆者が体験した思いで深い患者さんたち、それらのエピソードがおもしろおかしく、時にほろりとさせられるように描かれている。
所々で社会が抱える医療問題をとりあげ、筆者から問題提起もなされている。

読み終えたとき、ただ楽しむだけではない「リアルな医療ドラマ」を体験できた気がした。

本屋でこれを見つけてびっくり。
同級生のニーナではありませんか。
美人で頭も良く、さらに性格も良しときた彼女がどんな研修生活を送ったのか、興味津々で夢中になって読んでしまいました。 違う病院で研修したにも関わらず、共感することが多く、皆同じ思いで研修生活を送ってたんだなと胸が熱くなりました。
またストレートで熱い心をもった彼女ならではの思いもまた同じ研修医として学ぶところも多かったです。 この本は誰もが一度は関わるであろう医療の現場の背景にあるドラマを知るにもいいと思います。
本来多くの方が知るべきことがいっぱい書かれています。
また科ごとに書かれているので、これから医師を目指す学生や研修医も今後まわる科がどういったものであるかを知る良い本だと思います。
著者には今後も医師として、母として、妻として頑張ってもらいたいです。

テレビでよく見る医療ドラマでは取り上げられないような、医療現場の日常や衝撃的な事実を研修医としての体験を元に書いてあり、驚きと新たな発見の多い本でした。
これまで我々が持っていた医者のイメージを良い意味でも、悪い意味でも覆すような現場の様子が、目に取るように伝わってきました。

文中に出てくる病名や医療用語もその場で説明がされており、私のように自分や身内の事で病院にたまにお世話になるだけの全くの素人でも、すいすい読めるようになっており、
また著者の活き活きとした活気にあふれる文体にどんどん引き込まれてしまいます。

研修医という立場からまだ変に業界に染まらず、一般人の感覚で疑問や意見を投げかける著者のような人が、医療界に新たな風を吹き込んでいるのだと思いました。
著者にはこれからも、既存の制度や概念にとらわれず、まっすぐ自分の信じる道を貫いて立派な医師になってほしいです。

これから医療の道を目指す若者や、既に医療に従事されている方にもお勧めだと思いますが、私のように全く医療に関係の無い方は特に一読の価値ありです！

エキゾチックな顔立ちが目に飛び込んでくる表紙にひかれ、
何者？と思い軽い気持ちで購入しました（笑）

著者はかの石原結實氏のお嬢さんとのこと。

私たちの知らない大学病院の医療現場を著者が愚直なまでの正直さで、
ドライなユーモアをまじえながらも、熱くえがいている秀作だと思います。
いい意味で期待を裏切られました。

著者の真面目であつい人間性が伝わる文体は読んでいてとても
気持ちよく、これからの作品に期待大です。

これから研修医になる人や医者を目指すひとはもちろんのこと、
一般の人も一読する価値のあるお勧め本だと思います。

久々に、面白い本に出会いました。戦場のような大病院に、3月まで学生であった著者が、体験してゆく様は、驚きと感動と、ときどき笑いあり。ドクターからみれば当たり前の出来事も、まだ一般人の視線である研修医からみたビックリの出来事が、沢山あり、「こんなことが病院の中では、行われているのだ」と感心してみたり。
もしかしたら私も明日、病院のお世話になるかもしれない、病院という戦場の中に入って行かなくちゃならなくなるかも、そう思うと、元気な今のうちに読んでおいたほうが良い本だと思います。