いくらマンガとはいえ…
★★☆☆☆
マンガなんだから堅いこと言うなと言われそうだけど…現代心理学入門をうたっている割には内容がとても古いです。1970年代で止まっています。
たとえば双生児研究に対する批判として取り上げられているのはレオン・カミンの1974年の論文だし(その後膨大なデータが集まっている)、ここ30年にわたるピアジェの発達理論の再評価には触れられていないし(赤ん坊はピアジェが考えたよりももっと早く認知発達が始まっていると考えられてる)、個性心理学では肝心の5因子分析に触れておらず、よりによってマズローの紹介だけ。進化について触れているのは良いが、なぜかその例として取り上げているのは「蛾の工業暗化」で、心理学と進化がどう関係があるのかほとんどわからないんじゃないだろうか。
フロイト、ユングにかなりのページが割かれているのも異様だ。もし触れるなら、なぜ現代の心理学で二人が受け入れられていないかを丁寧に説明する方がよっぽど読者のためになると思われる(どうも著者はフロイトらが心理学科で教えられていないことに不満を抱いている模様)。比較心理学では「動物は本能に突き動かされている」とか(行動の機能と動機の区別がついていないぞ)、「種のための繁殖」という(種のため論法は否定されてる)表現があって、比較心理学の理解に欠けていることがよくわかる。70年代の本なら仕方がないが、00年代の本としてはあまりにあんまりじゃなかろうか。
入門書でありながら本格的内容
★★★★★
マンガと言うタイトルですが、イラストがいっぱいの解説書です。
内容はかなり本格的ですが、イラストととも頭に入るのでとても分かりやすい。
心理学を勉強する方には必携の書です!!
しっかりした内容なのでよかったです
★★★★☆
心理学概論が不思議カッコいいイラスト付で展開されています。
学者の顔が吹きだし付で出てるのが面白い。
ワトソンのアルバート君の実験についてのその後と
ワトソン自身のその後について説明があるのがよかったです。
心理学の各理論の日常場面への応用が載っている。
そしてイラストが不思議カッコイイ(好みあるでしょうが)
簡単に理解できます、心理学
★★★★☆
心理学の研究方法としての5 つ方法(実験、観察、調査、事例研究、相関関係)かなり興味深く読めました。著者がイギリス人ということもあって、心理学に関しては日本の解釈とはちょっと相違していますが、まずは心理学って何、ってな気楽な気持ちで向かうのであれば、とても良い入門書ではないかと思います。
心理学のまさに入門書
★★★★★
心理学というと大学の専門課程で学ぶもの・・・という考え方がありますが、意外と身近で簡単な学問なんですよ。
この本はイラストでわかりやすく解説されているから、興味を持って初めて心理学を学習する人には向いていますね。
専門書ではなく心理学系読み物として、肩肘張らずに読める本です。