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日本語質問箱 (角川ソフィア文庫)

価格: ¥660
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川学芸出版
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日本語の疑問に答える決定版 ★★★★★
 日本で生まれ育った、いわゆる日本語のネイティブ・スピーカーある我々はつい自分を日本語の専門家のように錯覚してしまいがちだが、実は細かい文法や意味の違いを問われると答えられないことに気がつく。
 例えば、「人々」のように複合語の後の部分の最初の音が濁る現象(連濁)が起こる場合と起こらない場合の違い、「君は何を飲む?」「僕は赤ワイン」のやり取りの「僕は」の「は」をどう説明していいのか。
 特にこの著者のように外国人への日本語教育に携わると、彼らの発する素朴な疑問が意外に難しく、日本語の本質をついたものであることを意識させられることも多かっただろう。
 「日本語本」ブームで、雑学の寄せ集めのごとき安易な出版物が溢れたが、本書は「疑問→解答」の形式でコンパクトながら日本語学のエッセンスを詰め込んだ日本語を語るうえでの必読書と言える。特に外国人への日本語教育を目指す方にオススメしたい。 
「電車を降りる」と「電車から降りる」の違いは? ★★★★☆
例えば「親に頼る」のか、「親を頼る」のか。日本語として正しい、あるいはどういったケースで使い分けるのかといった話題を、文庫本2ページて読み解いていく本です。
途中に外国人留学生の疑問というのがよく出てきますが、彼らからすれば「理屈で説明できないけれど日本語としておかしい」というのは納得できないでしょう。
内容としては面白いのですが、ワンテーマ2頁で文法や用例の羅列のため、一気に読むと消化不良をおこします。電車でも長過ぎる。個人的にはトイレが最適だと思います。
で、「電車を降りる」と「電車から降りる」の違いは?・・・・本書をお読みください。
素朴な疑問から見える深い言葉の世界 ★★★★★
 日本語学・日本語教育の長い経験で培われた経験、見識から、様々な素朴な日本語の質問に対し、含蓄のある答えを示していく。それらは簡潔にして要を得て、説得力にあふれている。
 助詞「は」や、動詞の自他、使役、受身といった文法項目から、反対語や類義語、語源や発音ととりあげられるトピックも多岐にわたる。
 必要以上にこむつかしい専門用語や理屈は出てこないので、必ずしも専門的な研究者などでなくても読みすすめられるし、むしろ非専門の方に薦めたい。無論、専門的な素養や関心をお持ちの方にも、十分刺激を与える内容である。実践的な日本語教育や、近年の語用論や認知言語学でのテーマとなりそうなトピックもいくつかある。