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10年後の日本 (文春新書)

価格: ¥767
カテゴリ: 新書
ブランド: 文藝春秋
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受け取られる方が不快に思われるような、傷みのひどい本、見苦しい本などは扱っておりません。本品はカバーによく見ると細かい線が入っている程度で、あとは目立つような傷・汚れもありません。本文は使用感もなくよい状態です。気持ちよく鑑賞していただけるのではないかと思います。専用書庫にて保管しております。ご注文確定後、速やかに送付いたします。
社会問題について考えるきっかけ ★★★☆☆
これまでに日本社会の行く末について、あまり考えてこなかった人が短時間で日本の問題点を把握するのにはよいでしょう。普段からいろいろと悩んでいる人にとっては当たり前のことばかりかもしれません。
日本が現状抱える問題を47つ挙げて分かり易く解説してあります。 ★★★★★
近い将来、日本が向き合わなくてはならなくなるであろう、47の問題について他国家との比較や過去のデータから検証されています。

読んでて1番関心があったのは、環境問題。
その中でも、地震について、日本という国土が「地震列島」であることから、南関東でマグニチュード7程度の地震が起こる確率は、30年以内に70%だそうだ。
ちなみにhttp://www.j-shis.bosai.go.jp/に行けば自分の住んでる地域の地震発生確率が分かります。僕のところは、震度5弱の地震が99.9%の確率で起こるそうです(笑)

ほかにもエネルギー問題、地球温暖化問題、をこれからの途上国の急激な経済発展によってさらなる問題化となることを挙げ、それが経済発展の阻害になってしまう事を1つ1つの問題毎に、検証し、解決策を挙げています。

全体的に日本が抱える問題を項目毎に分かりやすく書かれている印象を受けました。これを読んで早く日本から逃げ出したくなりました(笑)
日本を救うのはあなただ!まずはこれを読んで問題点の整理を ★★★★★
日本のproblem 47個をlist upしたもの。
1テーマごとに、簡潔に、現況と10年後の予想図が書かれている。
当然、problemとなっている面ばかり書いてあるので、内容は暗い。しかし、今、日本が抱えている問題点を整理しなおし、解決に向けて優先順位を考え直すのにはちょうどよい。沈み行く日本を救う救世主な方はどうぞ。
10年後の予測では、予測として短すぎる ★★★☆☆
 現在、徴候を見せている現象が10年後には本格化するということを示す内容。
 新聞でにぎわっている心配事を編集したということだけ。暗い未来。
 とりあえず、年金崩壊、少子高齢化、犯罪多発、技術立国の崩壊、家族崩壊、子供の体力減退、地方格差、教育格差、大地震、温暖化と気象異常、アジアの驚異。
 という具合である。事実の羅列だが、政治の課題である。
 この課題には年金の信頼回復と増税、警察力の強化、教育力の強化、京都議定書、アジアへの圧力などなど、新保守的な短絡的な政策の結論が満載である。
 だが、新保守的な安倍政権には国民はNOであった。今後本書のような内容はどう変わるか注目したい。 
 ただ、10年後の予測は短すぎる。
 本書に影響された政治家は、とってつけたような行動をするだけだ。
 もう少し長期の25年後以上の展望が出ないものかと思う。
 アメリカが日本と戦争をするとき、何年前から対策を練ったか知っているだろうかと編集部に言っても始まらないが。
 
 
競馬の予想屋レベル ★★☆☆☆
文藝春秋に掲載された評論を纏めたもの。全般的に総花的かつ皮相的な見解が目立つ。

格差社会については表面をなぞるだけ。解決法を示さずに問題点だけ言うなら誰にでも出来る。治安悪化については数字のマジックで、別のデータで正しく統計処理すれば未だに日本の治安が良い事が分かる筈だ。扇情的な事件の報道がされると、こうした意見が正論として捉えられる傾向にあるので危険だ。消費税については私も二桁に上がると見ているが、肝心な税の用途と直接税とのバランスに対する考察がない。地方分権に関して、「貧乏自治体から住民が逃げる」と問題視しているが見当違い。私自身、30年前に田舎を捨てて都会に出て来ており、今に始まった現象ではない。より良い環境を求めて人が移動するのは自然だ。大量定年が日本にもたらす功罪は一概には決められず、富裕な団塊世代の消費がGDPを押し上げる可能性さえある。「モノづくり」が日本を支えていると言う意見には賛成だが、この伝統は日本では約1500年続いており、大量定年によって今後10年で消えるようなものではない。特殊な例を挙げ過ぎである。「Y世代」という言葉は本書で初めて知った。芥川賞作家の綿矢りさ氏や金原ひとみ氏を「Y世代」クリエイターの旗手と持ち上げているが、彼女達のリテラシーの低さが分からない筆者達のレベルが窺える。大学が"広き門"になるというのは幻想。企業は大学の質を見ているから、一流大学の門は増々狭くなり、淘汰される大学も増えるであろう。年金・介護問題に触れているのは良かったが、問題の顕在化がこれほど早く起こるとは予想外だったろう。この他、幼児虐待と教育問題、出生率の低下、地球温暖化、北朝鮮問題等についても触れているが、各々一冊の本を要する内容なのに簡単に言及しているだけで、迫真性に乏しい。

全体を通して、「だから我々は今後何をしなければならないのか」という処方箋が見えて来ない。競馬の予想屋レベルである。焦点を絞ってでも、綿密に問題と対策を考証した内容にすべきだったろう。