入門書として最高
★★★★☆
手にした瞬間、失敗したと思った。 もっと教科書的な本を期待していたから。
しかし、読み始めたら、源氏物語のあらすじが非常に分かりやすく解説されていて、引き込まれた。
特に登場人物の心理は暴走族語(?)で分かりやすく表現されているが、分かりやすい分、だたのエロ小説になってしまった感もある。
受験勉強用としては少しエッチだが、趣味で源氏を読みたい初心者にも向いている。
なお、私は、読み切るのに1日かかった。
わかりやすくてマル!
★★★★☆
私は代ゼミに通っていたわけではないが、受験生の頃に買った『だからお前は落ちるんだ、やれ!』を読んで吉野先生のささやかなファンになった一人。そのため、吉野先生の著書は参考書などを除いてだいたい購入してきた。
今回の著書も吉野ワールド全開!堅苦しくなく、リラックスして一気に読める。タイトルには「半日で読む」とあるが、集中すれば6時間以内でいけると思う。
そして、何と言ってもすばらしいのは、そのわかりやすさ。わかりにくい部分(平安時代の生活様式、建物など)はビジュアルに訴え、内容の理解を助けるコラムも多い。高校の古典の授業で「いづれの御時にか、……」と、ひたすら原文に向かい、人間関係などで混乱してしまった人も、この本を読めばスッキリするだろうと思う。ただ、フランク過ぎる表現がいくつかあるので、眉をひそめることも時々あった。なので星4つ。
全体像の把握にはもってこい
★★★★★
全体像の把握にはもってこいの一冊です。
この本でざーっと全体像を把握してから次の一冊を購入するのもいいかもしれません。
それくらい良書の類だと思います。
古文の知識がなくても読めるので年齢に関係なく読めると思われます。
中高受験生にとっても古典へのイントロダクションとして是非この本から。
究極の源氏物語本
★★★★★
本当に面白い!
この一言に尽きます。
源氏物語に興味があるけど、敷居が高く感じている人には特にお勧めしたいです。筆者の括弧内の突込みが絶妙です。
たまたま本屋で見かけ、立ち読みしていたら、あっという間に1章を読み終えていました(笑)
それほど読みやすかったです。
あと、コラム?のような古典常識や人物関係図が所々にあって、知識を整理するのに役立ちます。
笑いをこらえながら源氏物語の内容が一通り把握できてしまうのですから儲けものです。